22. 緑の目の吟遊詩人
 
 
 フィンバラはカミーユの顎に手をかけた。 カミーユはフィンバラのキスをうけて陶然と なった。やっぱり、悪魔。これほどのキスは 人間のものじゃないもの!
 フィンバラは歌いながら語った。その昔、 吟遊詩人が宮廷で歌ったように、英雄の伝説 のように、おのれの秘密と冒険を。
続く...  
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