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「オレオレ詐欺」を英語で言うと?

imposture
最近、高齢者を相手に「俺だよ、俺」と孫を装って、「交通事故をやってしまってお金が必要」「結婚することになったのでお祝いしてほしい」などと、お金をだましとる詐欺が増えているようです。

 「俺、俺」は、英語でも It’s me. と言います。また、詐欺は、fraud(発音は フロード)ですから、直訳すると ”It’s me” Fraud. となりますが、これではちょっと通じないでしょう。

 氏名や肩書きを詐称する人を、英語では impostor (アメリカでは imposter)と言います。詐称による詐欺事件は、imposture となるわけです。

 日本でも公開されたレオナルド・デカプリオ、トム・ハンクス共演の「Catch Me If You Can」という映画では、レオ様が、医者で弁護士だと詐称した実在の詐欺師を演じていました。「オレオレ」よりはだいぶ手がこんだ手口でした。

 ちなみに氏名詐称や肩書き詐称にかぎらず、「詐欺師」一般を指す言葉に con man があります。これは confidence man の短縮形ですが、「自信のある人」という意味ではなく、相手の「信用」を得て騙す手法から、こう言われます。

 女性の場合は、「オレオレ」ではなく、「ワタシワタシ詐欺」というのでしょうが、英語でも con woman になるのでしょうね。
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