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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2002年12月23日発行 ━

●━━ 若手国会議員メルマガ『未来総理』 第17号 ━━━━━━━━●

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 今年も残すところ、あとわずかになりました。「未来総理」たちにとって
も、「激動の年」だった2002年が暮れようとしています。

 このところ、一層の政党離れが進んでいます。「未来総理」たちは、この
政党離れをくいとめることができるのでしょうか。今回も、「自分の属して
いる政党の好きなところ、変えたいところ」を聞いています。


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  目次
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 ◎「自分の属している政党の好きなところ、変えたいところ」
   ▼近藤昭一(民主党・衆議院議員・愛知・44歳・当選2回)
   ▼小池 晃 (共産党・参議院議員・比例・42歳・当選1回)
 ◎編集後記
 ◎次号予告
 ◎未来総理メンバーの紹介

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 ■「相手に自由にものを言わせないところが、なきにしもあらず」
      近藤昭一(こんどうしょういち・衆議院議員・民主党・愛知)
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 私が所属する民主党は自分自身がつくってきたものであり、私はここに骨
を埋める覚悟でいます。

 かっこをつけて言うわけではありませんが、好きとか嫌いとかということ
は全くありません。ただ、あえて言えというなら、良いところと足りないと
ころです。

 良いところは、物事を自由に言う雰囲気があるということでしょうか。言
い訳になるかもしれませんが、先般の党首選とその後の人事をめぐる党内の
ゴタゴタさえ、自由に物を言える雰囲気があったからだと思っています。

 もちろん失ったものの方が大きかったと思いますし、正直言って自分たち
が選んだ党首に対して、後ろから鉄砲を撃つようなことはすべきではないと
思います。有権者の皆さんから見ても、あれでは信頼を失ってしまいます。

 ただ、我が党は新しい時代をつくるため、今までとは違った政党のあり方
を模索していくべきだと思っています。その意味では、自由に言えることを
もっとプラスに転じていかなくてはならないはずです。

 その意味で、足りないところになるんだと思うのですが、自分でものを言
うことは自由にしておいて、いざ、相手のこととなると自由にものを言わせ
ない、あるいは、おさえつけるところがなきにしもあらずというところが気
になります。

 党議拘束もそうです。旧民主党には党議拘束はありませんでしたが、現在
の新民主党にはそれがあります。

 イギリスでは、与党と野党とでは、党議拘束のあり方が異なり、野党では
より自由にものを言うことになっていますし、大事なこと、一人一人の政治
家がどう判断したかが後世問われます。

 例えば、時代の転換点になるような、昨年の自衛隊派遣に関わる採決のよ
うなものは、党議拘束をかけません。

 少し横道にそれてしまいましたが、もう少しお互いを認め合うことが必要
と私は思っています。


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 ■「『堅苦しい』『暗い』というイメージを払拭できていない」
       小池 晃(こいけあきら・参議院議員・日本共産党・比例)
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 日本共産党のどこが好きかと聞かれれば、なんといっても「フツーの人の
集まり」だからということですね。

 こんなことを言うと、「なにいってんだ。共産党のどこがフツーなんだ」
という反応が返ってきそうです。

 もちろん今のご時世で、「日本共産党に入党する」などということは、あ
りふれたフツーの決意では、とてもできません。私が言いたいのは、日本共
産党という政党が、ごくごく当たり前の市井の人々によって構成されている
政党だということです。

 日本の多くの政党は「議員政党」で、議員になるために、あるいは議員に
なった後で入党するというケースが大半ではないでしょうか。党に入る基準
も、その政党の政策で決めるのではなく、「どの党に入れば選挙で当選でき
るか」で決めたとしか思えないような国会議員も少なくありません。

 しかし日本共産党には「議員になるために入党した」という人は皆無といっ
てよいと思います。全国の共産党員の大半は、自分の職場や地域でさまざま
な矛盾に突き当たり、傷つき悩み、そして労働運動や市民運動などのたたか
いを通じて共産党に接近し、入党しています。

 その中から、職場や地域で活動を続ける人もいれば、党の専従職員として
がんばる人もいれば、選挙に立候補して議員になるケースもあるのです。

 40万人の共産党員が全国に25000の支部をつくって活動しています
が、そのうち議員は4400名で、1%余りにすぎません。

 こうした人たちで構成されているからこそ、国民の生活実態がリアルタイ
ムで党の政策や国会での論戦に反映できるし、国会での追及、論戦の成果を、
職場や地域で生かしていくこともできます。私はこれが近代政党としての当
たり前の姿だと思っています。

 こうした共産党の「どこを変えたいか」。やはりこうした良いところを宣
伝することに成功しておらず、「堅苦しい」「暗い」というイメージを払拭
できていないことではないでしょうか。

 私は、共産党が「フツーの市民」によって支えられていることをもっとア
ピールしていきたいと思います。全国40万人の個性豊かな党員が、それぞ
れの自分の言葉で、今の政治の問題点や改革の展望を生き生きと語っていけ
ば、日本共産党のイメージも大きく変わることうけあいです。

 今年も残すところあとわずかです。おからだに気をつけて、そして、ちょっ
と早いですが良いお年をお迎えください。


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  編集後記             弘中百合子(ロゼッタストーン)
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 「自分の属している政党の好きなところ、変えたいところ」というテーマ
で、ずっと意見を紹介していますが、「未来総理」たちが反省点としてあげ
ている点は、みなさまが不満に思っている点と一致しているでしょうか。

 当たっているところもあれば、まだまだ認識不足のところもあるように思
います。「未来総理」は、読者みんなで、将来の日本のリーダーを育てよう
というメルマガです。どうぞ、メルマガを読んで感じた率直なご意見をお寄
せください。


ご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお願いします。
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  次号予告
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 次号は、福島瑞穂議員(社民党)・山井和則議員(民主党)・
 荒木清寛議員(公明党)が登場します。

※登場する議員の顔ぶれは、変更する場合もあります。ご了承ください。

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  未来総理メンバーの紹介
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「未来総理」に参加してくださったのは、次の19名(敬称略)の方々です。

 ◇衆議院
  石破 茂(自民党・鳥取)  上田 勇(公明党・比例南関東)
  植田至紀(社民党・比例近畿)大村秀章(自民党・愛知)
  近藤昭一(民主党・愛知)  鈴木康友(民主党・静岡)
  達増拓也(自由党・岩手)  樽床伸二(民主党・大阪)
  野田佳彦(民主党・千葉)  春名直章(共産党・比例四国)
  細野豪志(民主党・静岡)  丸谷佳織(公明党・比例北海道)
  山井和則(民主党・比例近畿)山村 健(民主党・比例東海)

 ◇参議院
  荒木清寛(公明党・比例)  有村治子(自民党・比例)
  小池 晃(共産党・比例)  福島瑞穂(社民党・比例)
  宮本岳志(共産党・大阪)

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、ロゼッタストーン
WEBページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/
各議員のホームページにもリンクしています。


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