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         女性国会議員メルマガ『ヴィーナスはぁと』 第109号

  ***   ***    今月は、「どうすれば女性議員を増やせるか」という
 *****v*****  テーマでヴィーナス議員たちの意見を聞いています。
  *********   今回は、読者のみなさんのご意見をご紹介したいと思い
   ******* ます。ある程度、「制度」として女性議員を増やすかどうか
    ***   については意見が分かれます。女性議員が増えるために
      *    必要なことは、何なのでしょうか。

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  目次
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

■ 女性議員を増やすにはどうすればいいか?
  −−読者からのご意見−−

■  編集後記

■ 「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧


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 「女性議員を増やすにはどうすればいいか?」
            −−−読者からのご意見−−−
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●女性は女性候補にのみ投票しよう、という運動を起こしては?

 先日12月議会を傍聴に市議会に3日間通った。新人議員は多選議員に遠
慮してか質問に迫力が無い。<わが町は25名中女性議員は2名のみ、うち
1名は公明党の組織代表>
 たまたま自治会婦人部の幹部が7〜8名傍聴に来ていたので、「議会を変
え、行政を変えるには女性議員を増やす必要がある。婦人部の会合で、女性
は女性候補にのみ投票しよう、という運動を起こしたら如何ですか?」と提
案した。
 「面白いですね、今度話してみます」と応じてくれた。外交辞令で無けれ
ばよいが。

 発起人は誰でも良いが、地方を変え、国を変えるには先ず女性は女性候補
にのみ投票しようと言う運動を起こし少しずつでも女性議員を増やす事を、
地道なエンドレスの運動にして行ったらどうか、と思います。

 「ヴィーナスハート」のメンバーが発起人になって、非議員の有力な女性
に賛同して貰い運動を立ち上げる、「ヴィーナスハート」同様に党派の別を
乗り越えて、理解を示す企業や個人に働きかけて献金を募り、新聞に繰り返
し広告を載せる、さすれば少しずつでも前進すると思う。スタート出来れば
私も取り敢えず1000円献金します。

金子昌司(埼玉県・65才)


●与党も野党も、必ず一人は女性候補を立ててほしい

 女性議員を増やすには、投票する女性がすべて女性議員に投票することが
大切ではないでしょうか。
 残念ながら、今回の衆議院選挙では野党勢力の女性議員がいなかったので、
小選挙区は男性に投票しました。
 与党勢力にも野党勢力にも必ず一人は女性を立てていただきたいと言うの
が、私の希望です。そうすれば、与党に入れたくなければ、野党の女性に入
れられます。投票率は女性の方が高いということが多いのですから、女性が
女性に投票すれば、女性の議員が増えていくのではないでしょうか?
 それには野党、与党ともに必ず一人ずつは女性を立候補させるべきだと私
は考えます。

 (檜山 暁子)


●民意を正確に反映できるシステムを

 女性議員が少ない、というのは事実ですし、世襲制度がそれを助長してい
るというのも事実だと思います。しかし、世襲だろうが何だろうが、男だろ
うが女だろうが、選挙で投票された人が議員になっているのも事実です。

 世襲制度を是認しているわけではない(むしろ嫌悪感を感じます)ですが、
投票結果は尊重すべきだと思います。現状では、世襲制度を是認している人
が多い(もしくは是認している人しか投票していない)ということなのです。

 この、選挙の根幹ともいえる部分を変えていかない限り、すべての人が世
襲制度はおかしい、と感じない限り、表面上は何かを変えていけるにしても、
結局は同じ事の繰返しになるように思います。

 最近、別のメルマガで話題になっていましたが、投票率が例えば50%を切っ
たら、その地区からは当選者ゼロにする。すなわち選挙への関心が低い地域
の民意は国政に反映されない、といった制度を取るのも一つの手かと思いま
す。

 書いてることが発散してしまいましたが、男だから、女だから、というの
は違うのではないかと思いメールいたしました。単純に判断できる内容では
ないし、簡単に解決できる問題でもありませんが、民意を正確に反映できる
システムができあがることを切に願っています。

 個人的な意見で、議会制民主主義を否定するものではありますが、これだ
けITが進んだ今、本当に限られた一部の権益を代表する人間が国を運営する
のではなく、国会は種々方案の議論をする場に変化し、すべての決定は国民
皆投票制度にする、というのもおもしろいと考えています。それこそ最近マ
スコミでよくやっている、民意と国会決定の温度差、というのはなくなると
思いますが.    (末光)


●自治体の選挙の投票は2名連名にしては?

 京都府亀岡市(人口95,000人)の2003年1月選挙で(統一地方選より少し
早く)市議になりました篠原咲子(しのはらさきこ)と申します。

 99年に初めての市議選で次点。4年後2名の定数削減がありましたが、前
回の上に票を積むことができました。定数28人中、女性議員は2人増えて、
6人となりました。(私以外のもう一人の新人女性は、前期に議長も務めた
夫を引き継いだ妻さんです) 前回は定数30人中、女性4人(共産3人、
公明1人)でした。

 従来から地元の代表を送る地域密着型の選挙が行われるこの地で、外から
来た新住民で無党派、市民派の議員が誕生したのは画期的と言われます。地
域の地盤が強固に保たれているなかで、主に女のネットワークを活用しまし
た。

 話を聞くと、家族で会議を開いて票割りをする家もあるとか、地域のしが
らみがあります。地元の候補者(男性と決まっています)の推薦を自治会が
して、子供会の役員にも動員があり、応援したくなくても事務所に出向いて
手伝いをするそうです。自分の思う人に自分の意志で投票できない風潮がま
だ残っています。地元の自治会で名簿集めをするので、家族の名前を書いて
出すとか、信じられない話を聞きます。

“女性議員のひとりもいない議会がまだ1220も存在し、全国で37.5%が「女
性議員ゼロ議会」。また、女性議員がいても「紅一点議会」に過ぎないとこ
ろも数多くある”という報告です。これを打ち破っていく努力が必要ですが、
凝り固まった地域性、女性排除の習慣や組織が温存されているということで
す。

 私見としては、自治体選挙の投票は1名ではなく、2名連名で選ぶことが
できたら、きっと女性が増えていくと思いますが、いかがでしょうか?


●大切なのは「割合」ではなく「質」ではないか

 僕は「クォーター制」に反対です。全議員数の中に占める女性議員数に定
数を設けて、確実に女性を国会に送ろうとするのなら、絶対反対です。女性
の議員が多く誕生すれば、それが「男女平等」なのでしょうか。それが「男
女平等」が指し示すものなでしょうか。

 議員の主義主張は非常に多様で、個人の主義主張が選挙でどれだけ支持さ
れたかで、性別に関係なく議員は選出されるべきです。もし一定数の女性議
員を「クォーター制」で誕生させれば、男性優位社会の価値観を反映した保
守系の女性議員が数多く誕生することになりかねません。たとえ、女性の議
員が多数国会に席を占めても、男社会の代弁者であれば、彼女たちの存在理
由はありません。彼女たちはペニスのない男です。

 僕が望むのは、平和憲法を守って、レイプや従軍慰安婦などの性犯罪に真
摯に取り組めて、男社会を批判できる人です。そんな人に議員になってもら
いたいのです、性別は関係なく。 大切なのは「割合」ではなく、「質」で
す。「クォーター制」は「質」は保証しません。

鶴田一寿(フランス語通訳、翻訳)


●これまでの女性議員のレベルが低い

 なぜ女性議員が増えないのか? はっきり言って、これまでに当選した議
員たちのレベルが相対的に低いからです。或いはあまりにも偏った考え方の
人が目に付くからです。

 私は基本的には男女でレベル差はないと思っています。ですから数年前の
選挙では女性議員が大量に選出されました。現在活躍中の議員も優秀な人が
沢山いるのでしょう。でも残念ながら目立ちません。

 反対に、「吉本興業」の田中真紀子さんや「護憲一辺倒」の土井さんのよ
うな方が目立ちます。私も最初は田中真紀子さんに大いに期待しました。と
ころがなんというそこの浅さ、今では吉本興業で漫才師をやった方がぴった
り、と思うほど低俗です。

 心ある人たちはしっかり見抜きます。土井さんにしても、世の中が大きく
変わっているのに10年一日のごとく、半世紀以上前に作られた(日本人が作っ
たのではありません)「平和憲法」なるものにしがみついている。世論調査
の結果でも、過半数の国民が「憲法見直しは必要」といっている時代に・・
・・ こういう方々の存在が女性議員全体の評価を下げていることはある程
度、事実と思います。

 また、今の女性議員たちの主張を見ていると、日本国全体の将来に関して
よりも、どちらかというと生活密着型、或いは女性たちの利益代表のような
主張が多く、これでは男性の支持を得るのは厳しい、と感じるのは私だけで
しょうか?

(宮田 良明)


◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  編集後記                ロゼッタストーン・弘中百合子
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 ロゼッタストーンでは女性国会議員メルマガ「ヴィーナスはぁと」と、若
手国会議員メルマガ「未来総理」という2つのメルマガを発行しています。
今回、衆議院選挙で、議員の顔ぶれが一部変わったので、新たに、全女性議
員と、全若手議員(昭和30年以降に生まれた議員)に、メルマガへの参加
を呼びかけてみました。

 その結果、女性議員が2人、若手議員が13人、新たにメンバーに加わり
ました。うちのメルマガの動きだけ見ても、世代交代は着々と進んでいる感
がありますが、女性議員の数はなかなか伸びません。もちろん、数さえ増え
ればいい、というわけではないのですが、現状では、あまりにも少なすぎる
気がします。今回、市議の方からお便りをいただきましたが、まずは地元に
密着した地方議会から、もう少し女性が増えるといいですね。

「ヴィーナスはぁと」の新しいメンバーには、年明けから参加してもらう予
定です。どうぞお楽しみに。

 ※「ヴィーナスはぁと」へのご意見、ご質問は vheart@rosetta.jp まで
   お願いします。

 お手数ですが、お寄せいただくご意見に
     1)「掲載可」か「掲載不可」か

 掲載してもよい方は
     2)「匿名希望」か「実名可」か
     3)「事前連絡必要」か「事前連絡不必要」か

 をお書き添えいただけると、大変助かります。なにも記載がないものを
 紹介する場合は、要旨だけを匿名でご紹介する形にしたいと思います。


◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

 ◇衆議院
  小宮山洋子(民主党・東京)  武山百合子(民主党・北関東)
   水島広子  (民主党・栃木)

 ◇参議院
  有村治子  (自民党・比例)    井上美代  (共産党・東京)
  岡崎トミ子(民主党・宮城)   千葉景子  (民主党・神奈川)
   八田ひろ子(共産党・愛知)   広中和歌子(民主党・千葉)
    福島瑞穂  (社民党・比例)   吉川春子  (共産党・比例)

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、ロゼッタストーン
WEBページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/
各議員のWebページにもリンクしています。

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■次号予告
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 次回の発行は、12月25日です。

 千葉景子議員(民主党)、八田ひろ子議員(共産)
 が登場します。

 ※登場する議員の顔ぶれは、変更する場合もあります。ご了承ください。


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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101 株式会社ロゼッタストーン
発行人・編集人:弘中百合子
Copyright(C) ロゼッタストーン   許可無く転載することを禁じます

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