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         女性国会議員メルマガ『ヴィーナスはぁと』 第155号

  ***   ***     11月9日、無事、議員と読者との親睦パーティが
 *****v*****    終了しました。参加してくださった皆様、お疲れ様
  *********   でした。パーティでは、議員へのたくさんの質問が
   *******    飛び出しました。詳しくは編集後記で。
   ***     今回は、パーティにも参加してくれた共産党の吉川
      *     議員と民主党の小宮山議員から原稿が届きました。

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  目次
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
■ 「あなたはカジノに賛成できますか?」
     吉川春子(参議院議員・共産党・比例) 

■ 「国立女性教育会館」の存続のために動いています
    小宮山洋子(衆議院議員・民主党・東京) 

■ 「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧

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  「あなたはカジノに賛成できますか?」
                              吉川春子(参議院議員・共産党・比例)
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 賭博罪(とばくざい・刑法23章)に当たることが濃厚な「カジノ」を、
自治体を限って特区で認めようと言いはじめたのは政府自身です。経済財
政諮問会議(小泉総理が議長)で当時の石原大臣がカジノ特区の提案を行
いました。私はこの「特区法案」が国会で審議された時、鴻池特区担当大
臣(当時)に、「こういうものは絶対に認められない」と追及した。しか
し答弁は「競輪、競馬、パチンコがある。…健全な形で進めば捨てたもの
ではない」と否定はしませんでした。

 幾つかの自治体が「カジノ特区」を認めてほしいと名乗りを上げました
が、警察庁や法務省もさすがに、賭博場(カジノ)を特区として認めませ
んでした。カジノを特区で認めないなら特別立法でと、自民党「カジノ議
員連盟」が中心となって来国会にも「カジノ法案」を議員立法で提出しそ
うです。民主党も「娯楽産業健全育成研究会」がありカジノの後押しをし
ている議員もいます。認める側の意見は、地域振興策になると言うもので
す。いくつかの自治体が名乗りを上げていますが多くは地域経済の活性化
の為に、背に腹は代えられぬと言うものです。財界、土建業者の一部も後
押ししています。

 アメリカでは連邦法で「全米におけるギャンブルの影響に関する調査委
員会が設置され最終報告書だ99年に公表されています。そして「年齢確
認が店の経営者に厳しく求められて、青少年の摘発が比較的容易と考えら
れる場所でさえ、調査対象の4分の1の青少年がギャンブルを行っている」
「今後ギャンブル中毒者や社会的逸脱者となる恐れの極めて高い潜在的な
要注意者の割合は成人の2倍に上ると推定しています(国会図書館・寺倉
憲一氏)。

私がカジノの解禁に反対する理由は次の通りです。

(1)まじめに努力することを身につけるべき、青少年に悪影響がある。
(2)カジノ周辺には性産業等の享楽的な施設もできやすく、女性の人権が
      守られない
(3)暴力団の関与が心配される
(4)ギャンブル依存症が増える。
(5)一攫千金を夢見る人が各地から集まる事によって、住環境が悪化する。
      いまでもギャンブル開催日は店を閉める商店街がある

 この様な問題についてヴィーナスはぁとの読者であるあなたは、如何お考
えでしょうか。お聞かせ下さい。

■◇■==============================================================
 「国立女性教育会館」の存続のために動いています
                             小宮山洋子(衆議院議員・民主党・東京)
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 独立行政法人の見直しが、中期目標最終年度の来年に向けて行われていま
す。その中で、国立女性教育会館を国立オリンピック記念青少年総合セン
ター、国立青年の家、国立少年自然の家と一緒にしようという検討が行われ
ています。

 検討しているのは、総務省の「政策評価・独法評価委員会」と内閣官房の
有識者会議で、10月末には、有識者会議が、統合の方向の意見を総理に報
告しました。

 これに対して、青少年関連の集団で宿泊しての研修施設と、国立女性教育
会館では、役割がちがうことや、女性のための国内、国際的役割をしっかり
果たしていることなどから、女性たちのグループや、女性国会議員で単独で
存続させるための動きをしています。

 埼玉県嵐山にある「国立女性教育会館」は、国際婦人年に設立され、まだ
まだ認識も政策もたりない男女共同参画社会を作るためのセンターとして活
動してきています。国際的にも、研修生を受け入れ、韓国や中国などアジア
を中心に各国の女性センターのモデルにもなり、アフガニスタンでは32州全
部に作る予定もあります。

 女性と開発議連で超党派の女性議員でヒアリングを行い、ただ反対という
のでは、行革の流れの中で対抗できないので、新しい価値を生み出す具体的
な提案が必要ということになりました。例えば、政府がやっと取り組もうと
している人身売買に関する調査研究を科研費を活用して行うことなど、日本
はハブ機能を果たすことが、アジア太平洋地域でできること。人権意識の教
育も、本来の仕事としてできること。また、女性の視点での資料収集機関は
ほかにないので、国立女性アーカイブとして充実させる計画もあること。

 こうした動きについて、民主党の男女共同参画担当ネクスト大臣として、
衆議院の内閣委員会で村上行革担当大臣から、検討する旨の答弁をもらいま
した。全国各地で、女性たちが存続のために動いています。超党派の女性議
員でも署名を集めています。

 みなさんが知らないうちに、必要な施設が行革の流れに押しつぶされない
ように活動していますので、関心をもっていただければと思います。


◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  編集後記                 ロゼッタストーン・弘中百合子
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 「ヴィーナスはぁと」3周年、「未来総理」2周年記念の合同イベント、
読者と議員との親睦パーティを11月9日(火)に開催しました。参加議員は、
吉川春子議員、小宮山洋子議員のほか、社民党の福島みずほ党首、公明党の
福島豊議員、民主党の鈴木康友議員、細野豪志議員の6名でした。

 災害のこと、イラクのこと、財政のこと、プライベートなこと…、会場か
らはいろんな質問が飛び出しました。議員の人たちはみんな忙しく、会場に
いられるのは、ひとり30分から40分くらいという慌しさでしたが、読者との
直接のふれあいを楽しんでいたようです。

 「議員っていうと、市会議員くらいでも別世界の人のような気がするのだ
けど、国会議員の人も、話してみると普通の人なんですね」と、ある出席者
が言っていました。政治が身近になるお手伝いができれば、ロゼッタストー
ンとしても嬉しい限りです。

 今回、日程をきめるのが遅かったため、参加者が前回より少なめでした。
参加したくても、スケジュールを調整できなかったみなさま、ごめんなさい。
次回は、もっと、しっかり事前準備をしようと思います。近々、当日のよう
すをロゼッタストーンwebで公開します。どうぞお楽しみに。

※「ヴィーナスはぁと」へのご意見、ご質問は vheart@rosetta.jp まで
   お願いします。

      お手数ですが、お寄せいただくご意見に
       1)「掲載可」か「掲載不可」か

      掲載してもよい方は
       2)「匿名希望」か「実名可」か
       3)「事前連絡必要」か「事前連絡不必要」か

   をお書き添えいただけると、大変助かります。


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◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 ◇衆議院
  小宮山洋子(民主党・東京)    武山百合子(民主党・北関東)
   水島広子  (民主党・北関東)

 ◇参議院
  有村治子  (自民党・比例)    岡崎トミ子(民主党・宮城)
  千葉景子  (民主党・神奈川)   広中和歌子(民主党・千葉)
    福島瑞穂  (社民党・比例)    円より子  (民主党・比例)
  吉川春子  (共産党・比例)

 ◇都道府県議会
  石坂千穂(長野県・共産党)     京野公子(秋田県・いぶき)
  高村京子(長野県・共産党)     仁ノ平尚子(山梨県・無所属)
  平野みどり(熊本県・県民クラブ)遊佐美由紀(宮城県・民主党)
  渡辺智子(香川県・無所属)

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、ロゼッタストーン
WEBページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/
各議員のWebページにもリンクしています。

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■次号予告
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 次回の発行は、11月18日です。

 福島瑞穂議員(社民党)  円より子議員(民主党)  
 が登場する予定です。

 ※登場する議員の顔ぶれは、変更する場合もあります。ご了承ください。

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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101 株式会社ロゼッタストーン
発行人・編集人:弘中百合子
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