15.
緑の目の吟遊詩人
窓辺に一羽の鳥。とても美しい緑色の鳥が とまっている。
「あら、嫌だ。これがフィンバラなの?」
カミーユは小鳥を捕まえようと手をのばす。 鳥は大人しくその指にとまる。
「まあ、かわいい。誰かに飼われていたのか しら?」
カミーユは水を上げようと立ち上がる。その 拍子に鳥は飛び立った。
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