8.
緑の目の吟遊詩人
「これが、この地方につたわる”緑の目の吟遊詩人”の伝説ですよ。」
「詩人は妖精なの?」
「ええ、悪い妖精です。悪魔です。若い女を たぶらかせて、黄金の声と引きかえに命をう ばうのです。」
「でも、詩人は美しいんでしょう?」
「だから、いけないのです。非常な美しさだ からこそ、彼は悪魔なのです。」
「ふ〜ん、詩人はなんて名前なの?」
もどる
次へ