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昭和生まれの女達 -才女と熟女の契り-

昭和生まれの女達 -才女と熟女の契り- 椿山宏著
ISBNコード:ISBN978-4-947767-20-2
判型/頁:四六判 192ページ 並製
発売日:2021年3月15日

昭和生まれの女達 -才女と熟女の契り-
定価:1,980円(本体1,800円+税)
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⇒本書の内容 ⇒目次 ⇒著者プロフィール

■本書の内容

これは、昭和21年福岡県飯塚市で、露天商山本組元締、山本権太の娘夫婦の次女として生まれた女性の逸話です。

「どじで不細工な女」と陰口を叩かれていた富士子は、クラブのホステスになって女を磨き、スーパーの経営者として腕をふるうようになります。殺人事件、詐欺、子供の死…数々の困難をくぐりぬけ、たくましく生き抜く富士子と、彼女をとりまく個性豊かな女たち。

「私が男に生まれちょったら爺ちゃんのような生き方がしたかった。炊事洗濯に子育ても出来ない駄目な女だけど、私は爺ちゃんが望んでいた女にされたんよね」(本文より)

たくましく、美しい昭和生まれの女達を描いたのは、福岡県生まれで山口県下関市在住の80代の男性です。これまで文章を書くこととはまったく縁のない仕事をされていた著者が初めて書いた小説が、昭和の女の物語。80歳になってこんな小説が書けるというところに、人間の大きな可能性を感じます。

表紙のイラストを描いてくれたのは、やはり下関在住の、久保田寛子さん。東京からUターンして山口県で活動する実力派です。地元コンビで素敵な本が出来上がりました。


■目次

  1. 戦後の筑豊炭田
  2. ホステス稼業に憧れ
  3. 麻薬の怖さを知らされる
  4. 跡継ぎ
  5. 一目惚れ
  6. 復興支援
  7. 娯楽室完成
  8. 正太との別れ
  9. 男腹になった正江

■著者プロフィール
椿山 宏(つばきやま ひろし)
昭和14(1939)年生まれ。福岡県嘉麻市出身。山口県下関市在住。

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