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ロゼッタストーン日記

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第21部 「鶴の里からの恩返し」


女編集長起業奮戦記
ロゼッタストーン日記
ついに書籍化!
「ロゼッタストーン日記」第1部(ロゼッタストーンは本当に創刊できるのか)が、
『女編集長起業奮戦記』という本になりました!
>>詳しくはこちら

いつもご愛読ありがとうございます。

今年はロゼッタストーン創立20周年の年。山口県の鶴の里、八代(やしろ)から初めて書籍を発行します。

昨年「世の中を逆に見る」をテーマにしたら、突然地元に帰ることになり、本当に視点が変わって地方から全国を眺める立場になりました。今年は「恩返し」をテーマにしたので、お世話になった方々への恩返しの始まりの年になるとよいな…と願っております。

本年も波瀾万丈のロゼッタストーン日記をどうぞよろしくお願いいたします。

ロゼッタストーン 弘中百合子


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◆「肩をすくめるアトラス」…8月15日日記
知人に教えてもらって『肩をすくめるアトラス』(アイン・ランド著・アトランティス発行)という本を読んでいる。文庫本で3冊。1冊が550ページから750ページぐらいある大作である。いま3冊目(第三部)の途中まで読んだところ。真偽は不明だが、帯に「アメリカで聖書の次に読まれていると言われているアイン・ランド」と書いてあるだけあって、いかにもアメリカ的な本である。

この本では、頭がよく才能も勇気も決断力もお金を稼ぐ能力もあり、自分の行動に責任を持つタイプの少数派と、才能がなくろくに働きもしないのに分け前だけを望むような人々との闘いが描かれている。才能がなくても権力を持つ人たちは、コネクションによって法律をつくり、「公共のために」「弱者のために」「公正のために」と、仕事ができる人たちの取引や生産量を制限し、実力では勝てない自分たちの組織へと利益を誘導する。

物語として読む分には非常に面白く、容姿端麗で才能もあるヒロインや有能な人々に肩入れしたくなる。「公共のために」と言いながら、一部の人が私腹を肥やすのは人間社会ではよくある話だ。実際に、「正義」の名のもとに、金持ちや知識人を攻撃したり吊し上げた革命もある。自分よりも恵まれた者を妬む気持ちが、時として暴走することは事実だろう。

物語は「他者のために」という欺瞞を暴き、「自分のために」働くことの正当性を説く。理不尽な仕打ちに立ち向かうヒロインを応援していると、「才能のある一部の人だけが富を独占するのは不公平だ」とか「人の役に立つ仕事を」と思っている自分の価値観が揺さぶられる。

でもね…、と、ふと現実に戻って考える。才能がなくても真面目に働く人がちゃんと報われることは必要だし、困っている人には手をさしのべるべきだと思う。物語に出て来る有能な人たちと同じ価値観に立つのには抵抗がある。私はやっぱり「和をもって貴しとなす」DNAが沁みこんだ日本人なのかな(ヒロインのように容姿端麗で飛びぬけた才能があるわけではないから、同じ土俵に立ちようがないんだけど)。

先日の哲学カフェのテーマは「自由と平等」だったが、この本は「自由と平等」を考えるのにぴったりだ。

いまの時点で、ヒロインの心はまだ、理想の資本主義の世界と欠点だらけの現実の世界の間で揺れ動いている。どんな結末を迎えるのか、さて、先を読まなくちゃ。


◆「肩をすくめるアトラス」…8月15日日記
知人に教えてもらって『肩をすくめるアトラス』(アイン・ランド著・アトランティス発行)という本を読んでいる。文庫本で3冊。1冊が550ページから750ページぐらいある大作である。いま3冊目(第三部)の途中まで読んだところ。真偽は不明だが、帯に「アメリカで聖書の次に読まれていると言われているアイン・ランド」と書いてあるだけあって、いかにもアメリカ的な本である。

この本では、頭がよく才能も勇気も決断力もお金を稼ぐ能力もあり、自分の行動に責任を持つタイプの少数派と、才能がなくろくに働きもしないのに分け前だけを望むような人々との闘いが描かれている。才能がなくても権力を持つ人たちは、コネクションによって法律をつくり、「公共のために」「弱者のために」「公正のために」と、仕事ができる人たちの取引や生産量を制限し、実力では勝てない自分たちの組織へと利益を誘導する。

物語として読む分には非常に面白く、容姿端麗で才能もあるヒロインや有能な人々に肩入れしたくなる。「公共のために」と言いながら、一部の人が私腹を肥やすのは人間社会ではよくある話だ。実際に、「正義」の名のもとに、金持ちや知識人を攻撃したり吊し上げた革命もある。自分よりも恵まれた者を妬む気持ちが、時として暴走することは事実だろう。

物語は「他者のために」という欺瞞を暴き、「自分のために」働くことの正当性を説く。理不尽な仕打ちに立ち向かうヒロインを応援していると、「才能のある一部の人だけが富を独占するのは不公平だ」とか「人の役に立つ仕事を」と思っている自分の価値観が揺さぶられる。

でもね…、と、ふと現実に戻って考える。飛びぬけた才能がなくても真面目に働く人がちゃんと報われることは必要だし、困っている人には手をさしのべるべきだと思う。物語に出て来る有能な人たちと同じ価値観に立つのには抵抗がある。私はやっぱり「和をもって貴しとなす」DNAが沁みこんだ日本人なのかな(ヒロインのように容姿端麗で飛びぬけた才能があるわけではないから、同じ土俵に立ちようがないんだけど)。

先日の哲学カフェのテーマは「自由と平等」だったが、この本は「自由と平等」を考えるのにぴったりだ。

いまの時点で、ヒロインの心はまだ、理想の資本主義の世界と欠点だらけの現実の世界の間で揺れ動いている。どんな結末を迎えるのか、さて、先を読まなくちゃ。


◆小川仁志先生の「哲学カフェ」は大盛況でした!…8月5日日記
8月3日、ロゼッタストーンと同じ旧熊毛町地区にある「三丘文庫」で、小川仁志先生を招いて「哲学カフェ」を開催した。「三丘文庫」は、元周南市の中央図書館長、徳永豊さんが開設されたフリースペース。壁にたくさんの本が並んでいる知的な雰囲気が、「哲学カフェ」にはぴったりの場所だった。

参加者の募集を開始した当初はあまり反応がなく、定員30名が集まるかどうか不安だったが、最終的には43名の方が来場してくださり大盛況だった。広島からも3名の参加者があった。三丘文庫は熊毛インターチェンジから近いので、高速道路を使うと、広島から1時間程度で来られるようだ。

広島からの参加者の一人は、私の大学時代の友人。人が集まりそうにないからと一人で駆けつけてくれた。その彼女が「街から離れた場所で、けっこう年配の方も多いのに、人が集まって哲学的な議論がされているのに驚いた」という。

今回のテーマは、弊社発行の小川先生の著書『自由の国平等の国』にちなんで「自由と平等」。「自由とは何か」「平等とは何か」「究極の選択でどちらかを選ぶならどちらを選ぶか」など、日常の会話では出てこない抽象的な話題なのに、次々と発言が相次いだ。アンケートの回収率も約84%と高く、熱心な回答が寄せられていた。人間にとって、考えることは、実は楽しいことなのだと思う。

小川先生が途中『自由の国平等の国』についてたびたび言及し、終了後サインにも応じてくださったので、本もよく売れた。ありがたやありがたや。

ただ、主催者としてのロゼッタストーン(つまり私だが)は、相変わらずバタバタだった。当日になって釣り銭を用意するために、コンビニをまわって1万円札を崩したり、自動販売機で小銭をつくったり…(土曜日なので金融機関が休みなのだ)。受付に挨拶に参加者への飲み物サービスに先生への対応に本の販売…、私一人で大丈夫かしらと不安だったが、こういう頼りない人間の周りでは、それをフォローするように仕事のできる人たちがきびきび動いてくれるのだ。

開始45分前に現地に到着したときには、すでに放送局時代の先輩、池内博子さんが自発的に受付を始めてくれていた。駐車場の整理や飲み物サービス、音響関係は三丘文庫の関係者が対応してくださった。司会進行やサイン会は小川先生自ら仕切ってくださった。というわけで、「哲学カフェ」は周りの人に助けられ、滞りなくスムーズに終わったのである。

ところが私ときたら、小川先生のテレビ番組や新刊の紹介もしなかったし、次回のイベント(池内博子さんに中原中也の朗読会をやってもらおうと思っている。日程は未定)のPRをするのも忘れていたし、まったく何をやっているんだか…。

博子さんは私を見た瞬間、「どうしてそんなに太ったの!」と絶叫していた。課題の多い夏である。とほほ。


◆反社会的な精神障害者による犯罪について…7月25日日記
「京都アニメーション放火」は、なんともやりきれない事件だった。普通に仕事をしていて、突然職場にガソリンをまかれて火をつけられるなんて、誰が予想できるだろう。若い人たちがたくさん犠牲になったことが気の毒でならない。

NHKのニュースで、「犯人は生活保護を受けていて精神的な疾患がある」と報道されていた。過去にコンビニ強盗の前科があり、近隣トラブルもあったようだ。

それを聞いて、私は過去に裁判で争った「書籍料金未払い常習犯」のことを思いだした。後払いの形を取っている出版社を狙い、料金を払わずに書籍を取り寄せ転売を繰り返していたのだ。弊社だけでなく、調べただけでも十社以上の被害が確認できたので、「このままのさばらせてはいけない」と、他社の協力を得ながら、民事裁判で彼を訴えた。

いろいろ調べるうちに、彼は生活保護で暮らしており、市役所でも「生活保護費を早く寄越せ」などとしばしば大声で騒ぎ立て、担当者たちを悩ませている厄介な人物だとわかった。民事裁判はもちろん弊社が勝ったが、お金が支払われることはなかった。相手の弁護士から「彼は統合失調症で、これから治療をしますので…」というような連絡があり、それ以上の打つ手はなかった(それ以降、同一人物の未払いの話は聞いていないので、裁判をした効果が多少はあったのだろうけど)。計画的な行動ができる反社会的な精神障害者への対処方法は、本当に難しいと感じたものだ。

精神障害者の犯罪率は健常者よりも低く、反社会的な行動を取る人はごく一部だ。さらに、同じ患者でも、調子がよいときもあれば悪いときもある。「精神障害者」とひとくくりにして非難することは絶対避けなければいけないが、「精神障害者」というだけで問題行動を見て見ぬふりをすることもよくないと思う。

弊社は13年前、精神障害者による通り魔事件で死亡した矢野真木人さんの事件をご両親がつづった『凶刃』という本を出版したことがある。出版のきっかけは、「このままでは息子が殺された状況が何も明らかにされないまま、犯人が不起訴になってしまう」というご両親、矢野夫妻の悲痛な訴えだった。犯人は精神科に入院中で、一時外出中に真木人さんを襲ったのだ。

ご両親が世間に懸命に訴えた効果があったのか、犯人は起訴され、懲役25年の刑が確定した。その後、矢野夫妻は、猛勉強し調査を重ね、犯人が入院していた病院のずさんな治療や管理体制こそが問題だったのではないかと、今度は病院を民事裁判で訴えた。長い長い闘いの始まりである。

矢野夫妻の闘いの経過は、ロゼッタストーンweb「『凶刃』のその後、裁判レポート」に逐一報告されている。

結果は、一審二審とも敗訴、最高裁は上告を棄却した。高裁の判決文は、加害者の母親と被害者の母親を間違えるなどお粗末なもので、矢野夫妻の身を削るような闘いと、裁判所のいい加減さが対照的だった。

長年の心労がたたって、ご主人の啓司さんは、2016年2月脳出血で倒れ、同年10月永眠された。今回、奥様の千恵さんが「最終報告」を書いてくれている。
http://www.rosetta.jp/kyojin/report97.html

“何の落ち度も無く路上で28歳の若さで命を奪われた真木人に、「おまえは礎にすらなれなかった。ごめんね」と報告するしかありませんでした”という千恵さんの言葉が哀しい。ずっとご夫妻の闘いを見てきた私だが、結局何の力にもなれなかった。

「京都アニメーション放火」の容疑者は、何の病気でどんな治療を受けていたのだろう。「精神障害者に対する差別・偏見を助長しかねない」という懸念からか、そこに踏み込む報道はほとんど見られない。精神障害者を危険視することも、病院に責任を問うことも慎重であるべきだと思うけど、凶悪な犯罪を犯した精神障害者の治療については、情報共有してよりよい治療方法を見つけていけるといいのに……と心から思う。


◆「周ニャン市」構想はなぜ頓挫したのか?…7月15日日記
最近テレビの全国放送で周南市の野犬がよく取り上げられている。「緑地公園」という広い公園に、野犬が群れをつくって暮らしているというのだ。

日刊新周南によれば、周南市の昨年度の犬の捕獲頭数は1032頭だとか!住民が犬にかまれる被害も時々発生しているらしい。そんなこと聞いたら、公園を散歩なんて怖くてできないじゃないの!

捕獲した犬のうち894匹は里親が見つかったというから、市の担当者も捕まえたり、引き取り手を探したり、頑張ってくれている。それでも、犬の繁殖に市の対策が追いつかないようだ。公園で犬に餌をやる人がいるのも、野犬が増える原因になっている。犬に罪はないから餌をあげたくなる気持ちもわかるけど、野犬を野放しにしておくのは、やっぱり危ないと思う。

周南市は前市長のとき「ネコのように自由にのびのびと、みんなが居心地よく暮らせるまち」をめざす「周ニャン市」構想をかかげて、オリジナルグッズをつくるなど、市の知名度アップをめざしていた。ふるさと納税が増えるなど、それなりのPR効果はあげていたようだが、先日の市長選で「周ニャン市反対」を前面に打ち出した現市長が当選し、周ニャン市構想はこのまま消えて行きそうである。

ネコ好きの知人によれば、「周南市って猫の殺処分数がけっこう多いんですよね。だから『周ニャン市』って言われても、けっこう冷めた目で見ていました。殺処分ゼロをめざして保護センターをつくるとかいう構想だったら、寄付してでも応援したいぐらいですけど」とのこと。名前だけで実態がなければ、共感を呼ばないのかもしれないな。

捕獲=殺処分というイメージがあるから、動物好きの人は餌をやってしまうけど、捕獲されたほうが犬が幸せになれるということを実証できれば、みんな捕獲に協力してくれるのではないかしら。

周南市はよくも悪くも猫と犬で注目されたわけだから、いっそ「殺処分ゼロ宣言」をして、緑地公園の一角に「わんにゃんセンター」をつくり、全国の犬猫好きが遊びに来れるような町をめざしたらどうだろう。

あちこちから捨て犬、捨て猫が集まって大変なことになってしまうかなあ……。


◆自費出版事業準備中…7月5日日記
今年の山口県の梅雨入りは6月26日。観測史上もっとも遅いのだという。梅雨に入ってからは毎日降ったり曇ったりで、なかなか青空や太陽を拝めない。今日は久しぶりに雨が降らないのだが、ずっと曇り空だ。

最近、なんだかツバメの姿が目立つ。私が車庫のシャッターを開けて車を出そうとすると、狙っていたかのように車庫に入って巣をつくりたがるのだ。2羽のツバメ(たぶん夫婦)がつるんでいて、けっこうなスピードで車庫に向かって飛んでくる。ツバメって、飛ぶスピードが速いんだなあと改めて感心。「そんなところに巣をつくったら閉じ込められちゃうわよ」と、ツバメを閉じ込めないように気をつけながらシャッターを下ろす日々が続いている。

さて、今年からロゼッタストーンは自費出版事業を始めることにした。山口県には出版社がほとんどないので、自費で本をつくろうと思うと、印刷会社に頼むかネットで探して自費出版をやっている出版社に頼むしかない。編集から書店販売まで手掛けているロゼッタストーンは、本を出したい人のお役に立てるのではないかと思うのだ。少部数印刷が得意な印刷会社を見つけたので、書店販売する場合の制作基本料金を100部50万円ぐらいでやってみようと思っている。

著者が山口県の人の場合は、山口県内の書店を中心に営業。編集担当は私。デザインはプロのデザイナーに依頼する。書店で100部売り切れたら、あとはロゼッタストーンで増刷し、増刷後は印税も払う。本を出す立場で考えて価格設定していたら、めちゃくちゃ良心的な価格になってしまったんだけど大丈夫かな……?

本を出したい方はお気軽にご相談くださいませ。


◆地元の新聞で紹介してもらいました…6月25日日記
山口にいると、日が暮れるのが遅いなあと思う。一年で一番日が長いこの時期、夜の7時はまだまだ明るく、暗くなるのは夜8時頃からだ。お店も何もないので、夜はあまり外に出る機会がないのだが、この前、家の前の川にホタルが何匹も飛んでいるのを見た。まだこのあたりにはホタルがいるんだ!と、ちょっと感動。

お風呂に入ると、窓には相変わらずヤモリがへばりついていて、リアル「ダーウィンが来た!」(←NHKの番組)の世界だ。私は太極拳をちょっとだけ習っているのだが、ヤモリが獲物にそーっと近づいていく足の動きは、太極拳の足の動きによく似ている(ような気がする)。ヤモリ先生は、私よりも足の運び方がうまい。

このところ、ロゼッタストーンのことが地元の新聞に続けて掲載された。5月22日に日刊新周南、6月8日に山口経済レポート、6月16日に毎日新聞、6月22日に読売新聞。地元紙だけあって、日刊新周南は真っ先に取材に来てくれ、大きく紙面に取り上げてくれた。山口経済レポートでは、地元の経済ニュースとして取り上げてもらった。毎日新聞や読売新聞は人物にスポットを当てて記事を書いてくれた。

やっぱり、「八代に出版社ができた」というのが、面白いんだと思う。こんなに何もないところに出版社があるなんて、全国的にも珍しいんじゃないかしら。スーパーもコンビニも食堂もな〜んにもないけど、八代には出版社があるのだ。ほほほ。

ただ、いまは「出版社ができた」「新刊が出た」というだけ。地域に根差した出版社として定着するのは、まだまだこれからだ。

せっかく新聞で取り上げてもらったんだから、書店営業を頑張って、まずは県内の書店にロゼッタストーンのことをちゃんと知ってもらわないとね。


◆こっちのホットヨガは温泉付きだよ♪…6月15日日記
初夏の八代は、山も田んぼも畑も、みんな青々としている。庭先では次々にいろんな花が咲いては散り、また新しい花が咲く。都会では人々の洋服の変化に季節を感じていたけれど、田舎では花々が季節を教えてくれる。ムカデ業者に駆除を頼んだので、最近は、ムカデも出なくなり、快適な毎日である。

母は腰が痛いというのでリハビリの回数を週2日に増やしたが、調子がよければ畑仕事に精を出している。父は大きな変化はなく、週2回散歩がてら家に連れて帰っている。短時間だが、母と3人でティータイム。他愛もないお喋りを楽しんでいる。両親ともに相変わらず食欲があり、よく寝ている。これは弘中家の家風かもしれない。

昨日、三丘温泉(八代と同じ旧熊毛町で、家から車で20分くらいのところにある)のバーデンハウスというところで行われているホットヨガ教室の体験レッスンに参加した。私は東京で週1回ホットヨガに通っていたのだが、こちらにはホットヨガはなさそうだし、あっても遠いだろうと諦めていた。それが、まさか、こんな身近なところでホットヨガをやっていたとは! 体験レッスンは500円で、終わったあとは温泉にも入れるのだ。

久しぶりにヨガをしたら、体が運動不足で硬くなっていて、以前できたポーズもできなくなっている。両手を上げるとなんだか他の人と違って曲がっているし、みんなあんまり汗をかいてないのに私だけ汗だくだし、このままではイカンと入会を決意した。

東京で体験レッスンといえば、たいてい終わったあとで「いかがでしたか? 入会なさいませんか?」と勧誘があるのが普通だが、ここの体験レッスンは他の人に混じってレッスンを受けるだけ。声もかけられない。なんて商売っ気がないんでしょ。

そんなわけで、まだ入会はしていないのだが、レッスン料は東京の半額。毎回温泉入浴付き。熊毛(旧熊毛町)っていいところだなあ。


◆キャラメルボックスは復活する!…6月5日日記
5月31日、「演劇集団キャラメルボックス」が活動を休止するという発表があった。続いて6月4日、キャラメルボックスを運営する「ネビュラプロジェクト」が自己破産申請の準備に入ったというニュースが…。あの人気劇団も時代の波には抗えなかったのかと悲しくなる。

キャラメルボックスのプロデューサーで、ネビュラプロジェクトの社長である加藤昌史さんは、ロゼッタで『嫌われ者のすすめ』『拍手という花束のために』『僕が元気にヤセた理由』と、3冊も本を出してくれている大切な著者である。劇団員の菅野良一さんにも『困中記』という本を書いてもらっている。ロゼッタストーンとはふかーい関わりがある劇団なのだ。(キャラメルボックスにとってはささやかな関わりだが、ロゼッタストーンにとっては大事な大事な劇団である)

これまで何があろうと真っ先に矢面に立ってきた加藤さんがなぜ今回沈黙しているのか謎だったのだが、法的手続きがあるために、弁護士から発言を控えるようにアドバイスされているのかな(勝手な憶測です)。

組織というのは大きくなればなるほど、動くお金が大きくなる。責任も重くなる。観客の動員数によって収入が大きく変化する劇団を維持するのは、並大抵のことではないだろう。多くの劇団が消えていくなかで、30年近くも一定の規模と人気を保ち続けてきたのはすごいことだ。あれだけ劇団を愛し、劇団のために全力を尽くしてきた加藤さんはさぞ無念だろう。

だけど、キャラメルボックスはいつか復活すると思う。キャラメルボックスの強みは、劇団を熱烈に応援するファン、笑って泣いて心あたたまる良質なエンターテインメント、特定のスターに依存しない全員野球(全員芝居?)…。いくらでも復活できる要素はある。

景気の悪化による観客の減少、東日本大震災の影響、組織が大きくなったことによってかさむ経費、スタッフを大切に思うからこそなかなか削れない人件費…。膨れ上がった負債は、経営者やスタッフや劇団員の頑張りだけでは、どうしようもなかったのだろう。

今回の破産で何もかもゼロになれば、小さな劇団からまたやり直せばいいと思う。もちろん、破産によってたくさん迷惑をこうむる人もいるはずなので、復活は茨の道だ。それでも、逆境を乗り越えて、最後にハッピーエンドをつかむのが、キャラメルボックスのお芝居だった。キャラメルボックス自体も、そうであってほしい。

キャラメルボックスは絶対復活する。その時には劇場に駆けつけて、拍手という大きな花束を捧げよう。


◆ムカデに噛まれた!…5月25日日記
ムカデの駆除にはかなり慣れてきた私だが、先日ついにムカデに噛まれてしまった(ムカデは刺すのではなく噛むらしい)。

4日前の夜、寝ていると足の裏にチクッと大きな注射をされたような痛みが。

慌てて飛び起きて布団をめくると、中くらいのサイズ(6〜7センチ)のムカデが布団から逃げ出した。ムカデスプレーを吹き掛けていると、そのムカデの近くに2〜3センチくらいの小さなムカデを発見!! 両方にシューシュー吹き掛けていると、二兎を追う者は一兎をも得ず。結局、中サイズのムカデは障子の下から廊下へ、小サイズのムカデは畳の隙間から床下へと逃げてしまったのだった。

寝起きの私の動きはやっぱり鈍かったんだなあ。呆然としてしばらく布団の上に座りこんでいると、さっき小サイズのムカデが逃げ込んだ畳の隙間から、こんどは10センチくらいの大サイズのムカデがむくむくっと立ち上がってきた。今度はすかさずスプレーして、トングでつまんで熱湯攻撃。なんとか1匹は仕留めたのだが、いったいうちには何匹のムカデがいるんだよ〜。

噛まれたのは、左足の指の付け根だ。
1日目。噛まれた痕が多少かゆいものの、足に大きな変化はなかった。
2日目。強烈なかゆみ。かゆみどめの薬を塗っても気休め程度の効果しかない。腫れが足の指全体に広がってきた。噛まれたところが直径1センチくらいの黒い水ぶくれに。
3日目。かゆみはだいぶおさまったが、歩くと水ぶくれになったところが痛い。水ぶくれはグレーになってつぶれてきた。
4日目。腫れが足の甲全体に広がってきた(←いまここ)

ムカデの毒はゆっくりゆっくり拡散するのだ。こわいこわい。


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