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ロゼッタストーン日記

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第20部 「世の中を逆に見る」


女編集長起業奮戦記
ロゼッタストーン日記
ついに書籍化!
「ロゼッタストーン日記」第1部(ロゼッタストーンは本当に創刊できるのか)が、
『女編集長起業奮戦記』という本になりました!
>>詳しくはこちら

いつもご愛読ありがとうございます。

昨年のテーマが「足腰を鍛える」だったのに、その甲斐なく、2018年の新春早々に道路で転んで右手首を骨折。全治2週間でたいしたことはないのですが、どうやら鍛え方が全然足りなかったようです。

さて、波乱の幕開けの今年は、いったいどんな年になるのでしょうか。今年もロゼッタスト―ン日記をよろしくお願いいたします。

ロゼッタストーン 弘中百合子


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◆なぜ逃亡犯は周南市に来たのか?…10月15日日記
先月末、大阪の警察署から逃走した樋口容疑者が、周南市の道の駅「ソレーネ周南」で逮捕された(「ソレーネ」(それえね)は、「そうだよね」「そうなのよ」といった意味の山口弁)。まさか、こんな近くまで来ていたとはびっくりである。逮捕したのは、私服の女性警備員。大阪の警察署から逃げられても、山口の女性からは逃げられないのだ(笑)。

しかし意外だったのは、逃亡中、容疑者が堂々と人に話しかけたり、記念撮影に応じたりしていた点。私はもともと人の顔を認識するのが苦手で、髪型が変わったり、眼鏡をかけたりすると全然判別できないのだが、この容疑者の場合、誰が見ても同一人物には見えなかったらしい。

「ソレーネ周南」は4年前にできた道の駅。私の家から車で40〜50分くらいだ。地元とはいえ、少し距離があるので一度しか行ったことがない。国道2号線沿いにあるので、容疑者は九州方面に行く途中で立ち寄ったのだろうか。容疑者は各地の「道の駅」を利用していたようだが、最近の道の駅は、特産品が購入できるだけでなく、美味しいものが食べられたり、ちょっと遊べる場所があったり、シャワーを浴びられるところがあったり、ずいぶん進化しているみたいだ。

ふと思いついて「道の駅 人気ナンバー1」で検索すると、「Trip Editor」というサイトで、なんと1位が山口県の道の駅「北浦街道 豊北」だった!インスタ映えすると人気の「角島大橋」の近くだからかしら。
https://tripeditor.com/346077/5

8月には山口県の周防大島で、2歳の男の子が山の中で数日間生き延びて発見される事件があった。今回つかまった容疑者は、周防大島にも長く滞在していたようだ。FNN PRIMEニュースによれば、容疑者は周防大島に来た理由を「夏に2歳の子供が4日間さまよって発見された場所だと聞き、ぜひ行ってみようということで来た」と語っていたという。事件はバラバラに起きているようでつながっているんだなあ。

そんなわけで、逃亡犯でさえ来たいと思う山口県。ぜひ、みなさまもおいでませ!!


◆またまたダイエット開始!?…10月5日日記
いつの間にかもう10月。家の裏では金木犀が花盛り。窓を開けるといい香りが漂ってくる。畑では大根、ニンジン、白菜、カブ、春菊、ほうれん草、レタス、高菜などがすくすく育っている。私は苗や種を植えるのを手伝っただけで、手入れは元気になった母がしてくれている。この冬は鍋物の材料には困らないな。

先日、家にあった古い七輪でサンマを焼いて食べた。これがめちゃくちゃ美味しい。ただ焼くだけなのに、ガスで焼いたのとはまるで違うのだ。いただきものの梨やぶどうも美味しい。落ちていた栗を拾って炊いた栗ご飯も美味しい。ああ、「食欲の秋」である。

そんなわけで、気が付くとまた太ってしまった。ついに体重の最高記録を更新。これはヤバイ…。モリモリ食べるうえに、移動が車で動かないから完全な運動不足だ。これは何とかしなくては…と、人生で何度めかのダイエットモードになっている。

うちの裏にはほとんど使われることのない市営の運動場がある。そうだ、ここを走ろう! と、ついに重い腰をあげてトレーニングを開始した。周囲が400メートルくらいの運動場を2周走って3周ウォーキング。2日続けたが、そのあと雨が続いたのでそのままになっている。2日坊主…。

母が「お父さんが買った自転車こぎの器具があるよ」というので、トレーニングジムにあるような自転車こぎにもチャレンジ。ずっと使っていなかったようだが、電池を入れ替えたら消費カロリーや走行距離などもきちんと表示される。1日目5キロ、2日目10キロ走った。そしてそのままになっている。2日坊主…。

テレビでやっていた「ゼロトレ」も気になっている。体重が減らなくてもせめてお腹が引っ込めば、少しは見た目がマシになると思うんだけど。

そもそも食べ過ぎなんだから、運動よりも食べる量を減らす方が先かもしれない。が、そこがいちばん難しい……。


◆ムカデとの対決PART2…9月25日日記
田舎に帰って、一番悩まされているのがムカデである。先日も、夜寝ているとムカデがお布団の横を歩いていたので、慌てて駆除した。まずは手元に置いてあるムカデキンチョールを吹き付けてムカデの勢いを止め、すぐに割りばしを持ってきてムカデをつまみ、そのまま台所で熱湯をかける。この間約3分。ムカデには熱湯が効果的だとネットに書いてあったが、確かに確実に息の根を止めることができるのでおすすめだ。

痛みはなかったが、次の日の朝、お尻がぷくっと腫れていたので、どうやらまたムカデに刺されたらしい。大きな痛みがなかったり、腫れもさほど大したことないのは、私の身体がムカデに対して耐性があるのだろうか、それとも、ムカデがまだ本気を出していないのだろうか……。

「熊本シロアリ駆除.com」というサイトによれば、「ムカデには、肢が変化してできた大顎があります。この大顎が鋭い牙となっており、獲物に噛みつき毒を注入するのです」「ムカデはハチのように毒液を注入するのではなく、頭部にある大顎や肢の先の爪で皮膚に傷をつけ、大腮の根本にある毒腺から毒を塗りつけます」とのこと。「大腮」というのは「大顎(あご)」と同じ意味らしい。ということは、大顎でかまれると痛くて、肢の先の爪で傷をつけられただけだと被害が軽いということかしら。いつか機会があったら、昆虫に詳しい菅野良一さん(『困中記』著者)に聞いてみよう。

しかし、ムカデが寝室に出没しては夜もゆっくり寝られない。「ムカデコロリ」(毒餌剤)、「ムカデキンチョール」(駆除&侵入予防スプレー)、「虫コロリアース」(燻煙)と試したが、ムカデは平気でやってくる。今度は「ムカデコロリ」と同じタイプの「ムカデカダン」を家のまわりと部屋の周囲に置いて「結界」(?)をつくり、布団の横に「ムカデニゲール」(ムカデの嫌がる匂いを出す忌避剤)を置いてみることにした。

これでひとまず安心か…と思っていた翌々日の朝、今度は寝室ではなく台所でムカデを発見した。すかさずスプレー→割りばしでつまむ→熱湯をかける。見かけてからムカデご臨終まで約1分。ムカデハンターとしての私の腕も上がってきた。寝ている間に襲われなければ、対処は可能なんだけど。

ムカデの活動期は春から秋にかけて。特に5〜6月、9月〜10月に多く出没するという。このところ急激に朝晩涼しくなったせいか、ここ4〜5日はムカデの姿を見ていない。私の家がある地域はけっこう寒いので、そろそろムカデも冬眠してくれるのではないかと勝手に期待している。ムカデよ、早く消えてくれ〜〜。


◆周南市の「ツタヤ図書館」で本を借りてみた…9月15日日記
先日、周南市の徳山駅ビルにある「周南市立徳山駅前図書館」で初めて本を借りた。この駅前図書館は、TSUTAYAなどを手掛けるCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が運営するいわゆる「ツタヤ図書館」。徳山駅構内にできた図書館の内部には、図書館だけでなく新刊を扱う蔦屋書店、スターバックスコーヒーが仕切りなく一体化して入っている。図書館ができて以来、徳山駅を訪れる人がずいぶん増えたそうだ。見た目もぐっときれいになり、寂れていた駅が少し活気を取り戻してきた。

ただ、この図書館ができて、この地域に昔からあった「鳳鳴館」は今年1月閉店してしまった。町の本屋さんには厳しい時代だ。子供の頃から通っていた店だけに、とても残念だが、これも時代の流れなんだろうなあ。

今回は医療関係の資料を探しに行ったのだが、既刊本は図書館に、新刊は書店にと、うまく棲み分けているように見える。ロゼッタストーンがいま発行準備を進めている「大腸がん」関係の本は、主に図書館にあった。新刊はあまりなかったので、ぜひともうちの本を置いてもらおう。日本人のかかる「がん」の第一位は「大腸がん」だって、今日の新聞にも出ていたしね。売れ行きのいい本は、返品しないで図書館に回せば効率的だと思うけど、そういうこともやっているのかしら。

さて、本を借りる手続きをして驚いたのが図書館カード。ここでは、自分が持っている「Tカード」(ポイントカード)に図書館カード機能を持たせることができるのだ。私が「Tカード」を作ったのは東京の「ブックオフ」だったので、私の図書館カードは、なんと「ブックオフ」と書かれているTカードになった(ブックオフはもうTカードから抜けているが、Tカードは引き続き使える)。なんだか不思議。ブラックジョークのようだ。

もう一つ驚いたのが、本の貸し出し手続き。借りたい本を「セルフカウンター」の上に重ねて置くと、機械がたちどころに書名を読み取ってくれる。その機械に「Tカード」を通せば、手続き終了。はやっ。(通常のカウンターもあります)

以前、某大手会社の食堂で、お皿に入った料理をトレーにのせたままセルフ会計機の上に置くと、値段が一瞬で表示されて会計はプリペイドカードでピピッ…だったときも驚いたけど、最近の機械の読み取り機能はすごい。回転寿司のお皿も一瞬で計算されるし……。この機械が安く町の書店にも導入できるようになって、中小出版社でも本にICタグが簡単につけられるようになれば万引き防止に効果的だけど、零細企業が多い出版業界ではなかなか難しいかなあ。


◆ムカデとの対決…9月5日日記
あんなに暑い日が続いていたのに、季節はもう秋。私の家のまわりでは稲刈りが始まった。これでもかというほど実をつけていたキュウリやトマトやゴーヤも終わってしまった。かろうじてナスだけがまだ収穫可能だ。「明日は大根を植えるから手伝って」と母に言われている。

母はすっかり元気になり、腰痛を抱えながらも毎朝5時頃から暑くなるまで1人で畑仕事に勤しんでいる。私はごくたまに手伝うだけだ。

涼しくなってきたので、今月から父の散歩を復活させた。施設から家に帰って休憩してまた施設に戻るまで約1時間半。しばらく熱中症がこわくて散歩ができなかったので、父が長時間の散歩に耐えられるかどうか心配だったが、思ったより元気で安心した。もちろん少しずつ弱っている部分もある。老いていく親を見ていると、自分自身の今後の姿が見える気がする。こうやって、これから少しずつ「老い」や「死」と折り合っていくのかしら。

田舎の生活には慣れてきたが、目下の悩みは部屋に時々出没するムカデだ。5日くらい前、夜寝ていてムカデに刺された。これで2回目だ。もっとも、ムカデに本当に刺されたら相当痛いらしいので、「なめられた」とか「触られた」くらいのレベルだと思う。左手の中指の根元がちょっとチクッとしたので、「んんん?」と寝ぼけた目で周囲を見ると小さなムカデが布団の横を歩いていた。慌ててムカデ用スプレーをかけても死なない。結局、ティッシュでくるんでギュッとつぶし、それをラップでぐるぐる巻きにして捨てた。ムカデはかなりしぶといらしいので、死んだかどうかは自信がない。

その日は蚊が刺されたくらいにぶくっと膨れている程度だったが、2日目になって手の甲まで腫れてきた。ムカデの毒は、まわるのに時間がかかるようだ。3日目からは回復してきた。

最初にムカデを見たときから、ムカデ用殺虫剤を家のまわりや部屋のまわりに置いているのだが、効果がない。今日はくん煙剤を買ってきて今試しているところ。古い家は大変だ。

『ホラホラ、これが僕の骨-中原中也ベスト詩集』が日本ブックデザイン賞2018「ブックデザイン・パブリッシング 部門」で入選したという。デザイナーの佐藤好彦さんのセンスと、篠原紙工のオリジナル製本技術が認められたわけだ。この賞がどのぐらい権威のあるものかはよく知らないが、賞をもらえるとやっぱりうれしい。これで新たな読者が生まれるといいなあ。


◆ロゼッタストーン19周年…8月25日日記
8月20日は、ロゼッタストーンの創立記念日。今年はひっそりと友人と創立記念日を祝った。早いもので今年で創立19周年。曲りなりにも続いてきたのは、いろんな人に支えられてきたおかげだ。

今年の初めには、19周年を山口県で迎えることになろうとは思ってもいなかったのだけど、人生は自分の想像を超えて展開する。考えてみれば、東京に出ていくときも「まさか自分が東京に住むことになるとは」と思ったし、会社を設立するときも「まさか自分が会社をつくるとは」と思ったし、まあ、どこに転がっていくかわからないのが人生なのだろう。だから面白いのかもしれない。

さて、来年めでたく20周年を迎えるためにやるべきことは多いのだが、最近の私は「(誰かのために)こうありたい自分(あるいはこうしてあげたい自分)」と「本来こうしたい自分」の間で迷うことが増えた。うちの場合は母親が元気になったので、もはや「介護」でもないのだが、世の中の働くお母さんたちや介護しながら仕事している人たちはどうやって折り合いをつけているんだろうなあ。時間の使い方がうまいのかしら。

山口県の周防大島で、2歳の男の子が3日間行方不明になり、ボランティアの男性に救出された事件があった。2歳になったばかりの男の子の生命力にも驚いたが、印象的だったのはボランティアの男性の生き方だ。これまでいろんな人に世話になった恩返しにと第二の人生をボランティアに捧げ、全国の被災地などを飛び回っているという。78歳で毎日8km走って体を鍛えているとか、すごすぎる。

こういう人にはとてもなれないと、自分の器の小ささを実感する。せめて自分のまわりにいる人ぐらい幸せにしてあげたいけど、それさえもなかなか難しい。これまでお世話になった方々に恩返しがしたい気持ちは、私にもあるのだけど……。

いつの間にか、自分の生き方が問われる年齢になった。世間がどう思うかという意味ではなく、自分自身に対して「お前はこのままでよいのか」と。まあ、結局は一日一日、その日できることをするしかないんだけどね。


◆秋の気配…8月15日日記
田舎に帰ると、これまで疎かにしてきたようなこともするようになる。例えば、お盆の前にお墓掃除をしたり、「おはちさま」といって、炊き立てのご飯を一番に仏壇に供えたり、神棚にサカキを供えたり、親戚の家を訪ねたり…。一つ一つの行為がなんとなく新鮮である。

ナスやキュウリやトマトやゴーヤは、いまでも律儀にたくさんの実をつけている。ありがたいことだ。まだまだ猛暑が続いているが、田んぼの稲は穂をつけ、夜になると虫の声も聞こえるようになった。季節は少しずつ秋に向かって進んでいる。

秋に出版予定のロゼッタストーンの新刊も、亀のような歩みではあるが、少しずつ完成に向かって近づいている。初めての医学関係書なので、慣れない部分も多く、試行錯誤の日々だ。本当にこれで完成するのかしら?と思うけど、いままでもどの本だって何とか完成にこぎつけたので、今回も何とかなるのだろう……と信じたい。

母親はほぼ圧迫骨折前の体調に戻ってきた。3月から通っていたリハビリも無事終了。今月で90歳になった父親も、大腿骨の骨折で立てなくなってしまった以外は、なんとか変わりなく毎日を送っている。この穏やかな状況が少しでも長く続くとよいのだけれど。

そんななかで一番の問題は、私の体重の増加だ。これまでは一日2食だったのが3食きっちりとそれなりの量を食べるようになった。そのうえ、車で移動するようになって歩く距離がめっきり減った。つまり、摂取カロリーは増え、消費カロリーは減っている。そりゃ太るわねえ。

そろそろ人生何度めになるかわからないけど、ダイエットを開始しないといけないかも。でも、まあ、この猛暑が終わってからかな……。


◆大雨の後遺症…8月5日日記
通行止めになっていた国道への道(ほとけ坂)が先月30日にやっと通れるようになった。久しぶりに通ると、土砂崩れのあとが思ったより大きくて驚いた。山の上のほうから幅5〜10メートルぐらいにわたって土砂が流れてきたようなところもある。茶色くえぐられた山肌が痛々しい。いまも3か所ぐらい片側通行になっている。

大雨が降り始めた日、うちには姉が来ていて、ほとけ坂を通って帰っていったのだ。何事もなくて本当によかった。自然災害というのは他人事ではなく、いつ自分の身に降りかかってくるかわからないものなのだと改めて思う。

大雨後、台風12号がきたときは、私の住む熊毛地域にも避難勧告が出された。「雨もあまり降っていないし、風も強くないのになぜ?」と思ったけれど、先日の大雨被害の教訓で、早めに避難勧告を出そうという方針になったのだろう。ただ、実際問題として、避難勧告地域の全員が避難所には入れないだろうし、避難勧告に慣れてしまうと「今回も大丈夫」とみんな勝手に判断してしまいそうだし、避難の誘導というのは難しいなあ。

母は無理はできないけれど、一人でも十分生活できそうな状態にまで回復してきた。父も無事90歳の誕生日を迎えることができた。明日は何が起きるかわからないけれど、一日一日を大切に過ごしていこう。

先日、友人に誘われて山口市で開催されている「毛利敬親展」を見に行った。併設された喫茶店で食べたのは、毛利家の家紋(一文字三星)の形にケーキを並べたスイーツ。友人が教えてくれたそのお菓子の由来が面白かった。

幕末、京都では「長州おはぎ」というお菓子が大流行したのだとか。お箸を漢字の「一」になるように置いて、その手前におはぎを3つ三角形に並べ、毛利家の家紋の形にしているのが特徴。値段は36文。「おはぎ」は地名の「萩」、36文は長州36万石を暗示しているのだという。「まけてくれ」「いや、まけぬ」(一銭もまけない⇒一戦も負けない)という会話を楽しみに、人々が競って購入したのだとか。幕府が長州征討を布告するなかで、庶民がこっそりこんな形で応援してくれていたとは。

※興味のある方は「やまぐちきらめーる」をご覧ください。
http://kirara.pref.yamaguchi.lg.jp/vol322/yamaguchigaku/index.php

そういえば、ロゼッタストーンWEB『外国特派員クラブの窓から』の著者、渡辺晴子さんも京都出身だし、『努力する人間になってはいけない』の著者、芦田宏直先生も京都出身だし、私も京都の方にはいろいろお世話になっている。今年は明治維新150年。なんだか京都に行きたくなった。


◆年を取るということ…7月25日日記
私の同世代の友人たちの親はだいたい80歳以上で、集まると介護の話がよく出てくる。「80歳過ぎると急に弱るよね」「85歳過ぎると、もう放っておけない感じ」「で、90歳過ぎると認知症が出てくる」「でも、そうなったとき、その人の人生とか生き方が態度に出るんだよね」「ほんとほんと」…といったふうに。

私の父親は今年90歳。普通に会話は成立するが、時々夢の中の出来事と現実の出来事の区別がつかなくなることがある。父が夢を見るのは、たいてい仕事のことだ。車の修理や販売の仕事をしていたので、「お客さんから修理を頼まれたけど、もう仕事道具を売ってしまったから修理ができない」などと、本気で心配していたりする。

真面目で仕事一筋だったから、ベッドで寝たままの時間が長くなっても、頭のどこかで仕事をしているのだろう。一生懸命働いて私を育ててくれたんだなあと思うと、感謝の気持ちが湧いてくる。

若い頃から「ありがとう」「ありがとう」と周りに感謝して過ごしていた人は、認知症になっても周りに感謝の気持ちを忘れないらしい。最近、「介護職員の7割以上が介護している相手やその家族からセクハラや暴力の被害を受けている」というニュースを見た。実際に介護の現場にいる友人に聞くと、「あるある。50代の女性でも触られる」という。「大変な仕事だねえ」というと、「大変だけど、“ありがとう”って感謝してもらえるから、この仕事を続けたいの」と、彼女。

私も仕事ばっかりやってきたから、90歳ぐらいになったら「原稿が来ない」とか、「誤植が見つかった」とか夢の中で仕事をしちゃうのかな。それとも、食いしん坊の私は「ご飯はまだ?」とか催促して、回りの人を困らせてしまうかも。

理性で自分をコントロールできなくなっても、せめて周りの人を困らせないように、日頃からきちんと生きていかなきゃいけないな……なんて思うようになった。もちろん、これは私の周りの体験談で、すべての人にあてはまるわけではないけれど。


◆西日本豪雨の影響…7月15日日記
先週の大雨で、西日本各地は大変な被害が出ている。おまけに梅雨が明けてからの猛暑! 被害にあった方たちやボランティアで復興支援をされている方たちはどんなに大変だろう…。

山口での被害も全国ニュースで流れていたようで、次々にお見舞いメールをいただいた。さいわい、私の家は何の被害もなく、畑に少し水がたまった程度だ。しかし、国道に出る道は土砂崩れで通行止めになり、母をリハビリに連れていくには、別の道を通らざるを得なくなった。この道には、車一台しか通れないような細いところが何か所かあるのだ。交通量は少ないので滅多に車には出くわさないのだが、もし運悪く対向車と出会ってしまうと、どちらかが場合によっては何十メートルも、すれ違えるところまでバックしなければならない。

豪雨後2回リハビリに行き、細い道で3回車と出会った。1回目は相手がバックしてくれ、2回目と3回目はたまたま少し幅が広くなっているところですれ違ったのでお互いバックせずにすんだ。通行止めになっている道はまだ復旧の見通しがたっていないため、しばらくは細い道を通うことになりそうだ。いつかは私がバックしなければならない事態がくるのではないかと心配している。私の運転技術で大丈夫かしらん。

大雨にあったにもかかわらず、野菜たちは元気だ。私が母と一緒に植えたナスやキュウリやトマトがいまどんどん実をつけている。野菜って、こんなに1日で大きくなるものなのかと感動する。もっとも、農薬も囲いもしていないうちの畑は、虫たちの楽園。畑にはひらひらと蝶が舞い、その幼虫たちがせっせと野菜を食べている。小松菜なんて穴だらけで、虫たちが食べた残りを人間がいただいているようなものだ。まあ、体には安全だけどね。

「大腸がん」の本は、原稿が完成し、いま図版の手配をしているところ。医療のイラスト(メディカルイラスト)は専門性がある分、通常のイラストよりもかなりギャラが高い。このままだと大幅に予算オーバーしてしまうので、頭を悩ませているところだ。

4年前に発行した『自由の国平等の国』は韓国で増刷を重ねている。初版2000部でスタートして、昨年末の時点で9000部印刷しているらしい。テーマが韓国の状況にぴったりだったというのもあるだろうが、韓国の人たちは知的好奇心が旺盛なのだろう。日本の若者にも読んでほしいんだけど。


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