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第28部 「地域とつながる」
ロゼッタストーン日記 ついに書籍化! |
「ロゼッタストーン日記」第1部(ロゼッタストーンは本当に創刊できるのか)が、
『女編集長起業奮戦記』という本になりました!
>>詳しくはこちら |
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東京からUターンして今年で丸8年。いろんな役目も回ってくるようになり、地域の一員としての責任が芽生えてきました。これまでの経験を地域に還元し、地元に少しでもプラスになるよう、微力ながら活動していきたいと思います。もちろん、本業でも、自分が納得できる本づくりに励みます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ロゼッタストーン 弘中百合子
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| | 先月、ロゼッタストーンの株主総会が終わった。例年東京で開催するのだが、母を置いて出かけるのも心配で、今年はオンラインでの総会にしてもらった。コロナ以来、オンライン会議が普通にできるようになったのは、地方に住んでいる身としては、非常にありがたい。
ロゼッタストーンの株主様は、日本各地に散らばっている。東京、神奈川、長野、京都、和歌山、福井、高知、鳥取、岡山、広島、山口、福岡…、どんな大会社かと思いきや、私ひとりのちっちゃな会社なのである。人の縁というのは、本当に不思議だ。
いつも温かくロゼッタストーンを支えてくださっている株主様たちだが、今年の株主総会は、これまでで一番参加者が少なかった。株主様は、私よりも年上の方が多いので、参加するのが難しくなってきた方もいらっしゃる。皆さまがお元気なうちに、がっぽり配当して恩返しをしたい気持ちは山々だが、ベストセラーへの道ははるかに遠い。いろんな用事が増えすぎて、じっくり腰をすえた本づくりがしづらくなっているのが、いまの悩みだ。
今年のテーマは、「地域とつながる」。それは達成できていると思うが、肝心の出版の仕事が思うように進んでいない。もうちょっと要領よく、テキパキと用事をこなせないものか…。株主様の健康長寿を祈りつつ、とにかく目の前の仕事を早く終わらせないと! |
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| | 周南市立熊毛中学校から、キャリア教育の一環として、職業講話をしてほしいと頼まれた。対象は中学2年生。さまざまな職業の講師が各教室に分かれて自分の職業について話すのだ。山口県には「出版」の仕事をしている人がほとんどいないので、貴重だと思われたらしい。
教室の教壇に立つなんて、大学時代の教育実習以来だ。出版界に就職する人はあまりいないだろうから、私が大学を卒業してから、いまにいたるまでの経験を話した。放送局時代、フリーター時代、上京して出版社に転職した話、出版社を創立した話…。大成功して大金持ちになっているわけではないから、偉そうなことは言えないんだけど。
「出版社に入って大変だったことはなんですか?」「出版社で面白いことはなんですか?」「出版社で良かったことはなんですか?」
生徒たちの質問が、初心を思い出させてくれる。なかには、「小説を書きたいんですけど、本を出版するにはどうしたらいいですか?」なんていう子もいた。彼らの人生に、ほんの少しでもヒントになる話はあったかしら…。
中学生にはちょっとシブイけど、「人間万事塞翁が馬」という言葉を教えてあげた。何がよいことで、何が悪いことかなんて、時間が経ってみないとわからない。大きな挫折をすることがあっても、それが新しい世界を広げるチャンスになるかもしれませんよ、と。 私もまだまだ発展途上。彼らに負けないように、人生の道を広げていかないとね。 |
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| | シベリアへの北帰行についていけなかった放鳥ツル2羽。1羽は自力で中国に渡り、その後ロシア近くまでたどりついたことが脚につけた発信器で確認されている。その後、電波が届かなくなったらしい。無事仲間がいるシベリアにたどりつけているとよいのだけど。
もう1羽の放鳥ツル(「希望」ちゃん)は、いまも八代にいる。5月の初め、希望ちゃんが八代の空を鳴きながら飛んでいるのを目撃して、仲間を探しているのかなあ…と思ったのだが、その後、サギと一緒の姿がたびたび目撃されている。サギとツルは、ちょうど同じくらいの大きさだ。ツル仲間はいないけど、新しいお友達ができてよかった。 https://kumagechoushokokai.com/kanko/2026/05/kibo/
最近教えてもらったのだが、サギには、ダイサギ、チュウサギ、コサギと、大・中・小の種類のサギがいるそうだ。鶴の鳴き声は、「クルー」と澄んでいてきれいだが、サギは「ギャー」と、姿に似合わない濁声で鳴く。サギは木にとまるが、ツルは木にとまれない。サギは首がS字型に曲がっているが、ツルは首がまっすぐ。…と、違いはいろいろあるのだが、田んぼにいるところを遠くから見ると、色でしか見分けられない。特に、アオサギは、ナベヅルとよく似ているのである。
サギたちが「希望」ちゃんを拒まずに一緒にいてくれてありがたい。ツルとサギの友情が長く続きますように。 |
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| ◆初めてのゴルフフルコースでヘロヘロ…5月5日日記 | ▲ |
| 先日、初めてゴルフを18ホールすべて回った。以前勤めていた会社の同期4人で回ったのだが、他の3人は、スコアが100前後の上級者。私以外に初心者が1人いるはずだったのだが、彼女の都合が悪くなり、なぜか上級者の中に、超初心者1人という困った展開に。
初心者の心構えとして、「とにかく、後続を待たせないように、ゴルフクラブを複数持って走れ」と聞いていたので、まあ、走った走った(速度は歩くのとあまり変わらないが)。3人は最初の1発目で、玉がどこに行ったかよくわからないくらい遠くへ飛ばすのである。私は空振りしたり、ゴロを打ったり、大きく方向が違っていたり…。で、彼らがカートに乗って移動する間に、走っては打ち、走っては打ち…。焦るので、最初のティーショットでゴルフの玉をのせるティーをしょっしゅう取り忘れ、ゴルフクラブもバンカー用の「P(ピッチングウェッジというらしい)」と「S(サンドウェッジというらしい)」を、1回ずつコースに置き忘れた。とほほ。
「P」は後続の人が届けてくれていて、お昼休憩のあと係の人に聞いたら預かってくれていた。「S」は、後続の人が大声で「クラブ忘れてませんかー」と追いかけてきてくれた。クラブを忘れても何とかなるものなのね(後続の人に迷惑はかけてしまうが)。
混んでいたこともあって、前がつかえていて、私のせいで後ろの組を待たせる事態にはならなかったが、日頃ろくに歩かないのに一気に長距離を走ったり歩いたりしたものだから、家に帰ったら両足がつった。あー、哀しい。
スコアは、166。グリーンでだいぶ距離があっても「OK」(実際には打たなくても、あと1打で入ると計算)にしてもらったので、厳密に数えたら、もっとひどいと思う。私がゴルフらしいゴルフをする日は、まだまだ遠そうだ。 |
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| | 山口県の秋吉台が世界ジオパークに認定された。ロゼッタストーンでは、秋吉台の石灰岩の成り立ちを物語にした絵本『白い宝物』(「みね華の会」の自費出版物)を発行したり、秋吉台の人々の暮らしを記録した『〈聞き書き〉秋吉台と生きる』(荒木陽子著・Mine秋吉台ジオパーク推進協議会発行)や、美祢市の炭田についての研究『火の護り人 大嶺炭田の記録と記憶』(小島舞著・Mine秋吉台ジオパーク推進協議会発行)の出版のお手伝いをしたりしたことがある。私がかつて勤務した出版社時代の上司が、いま秋吉台でジオパーク認定ガイドをされている関係で、お声をかけてもらったのだ。
その上司の喜びのコメントが、今日の朝日新聞の記事に掲載されていた。美祢市はいま盛り上がっているんだろうなあ。
日本ジオパーク委員会ホームページによれば、「ジオパークとは、地質学的重要性を有するサイトや景観が、保護・教育・持続可能な開発が一体となった概念によって管理された、単一の、統合された地理的領域」なのだとか。もうちょっとわかりやすく書いてくれればいいのにね。『白い宝物』の中に書いてある用語解説によれば、「地球が作った岩石や地層、地形などを守り、学び、そしてそれらを利用して、自分の住むまちや日本、世界のより良い未来のために行動する地域」。つまり、地質学的に重要なジオ(大地・地球)を保護して、未来のことも考えながら、学んだり、生かしたりしている地域ってことなのかな。
ということは、秋吉台がらみの本に関わったロゼッタストーンも、「学んだり」っていう部分で、ほんのすこーーーーーーーーーーし、貢献してるんじゃない? ……と、無理やり関連づけて、勝手に世界ジオパークの関係者気分を味わっている(もちろん、そう思うのは私だけ)。「世界」がつくものに関われることなんて、滅多にないものね。関係者のみなさま、お許しを。 |
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| ◆高杉晋作を停戦交渉に派遣したい…4月15日日記 | ▲ |
| なかなか前に進まないが、いま吉田松陰と松下村塾の本を制作中だ。吉田松陰が亡くなったのは1859年。松下村塾の塾生たちは、その後、明治維新へと突き進む。今でこそ平和な日本だが、当時は日本人同士殺し合ったり、力の差は歴然としているのに、外国船を砲撃したりしていたのだ。
関門海峡を通過する外国船めがけて砲撃した長州藩だが、翌年、イギリス、オランダ、フランス、アメリカの4国連合艦隊に、下関の砲台を砲撃され、占領されてしまう。その後、講和の場で活躍したのが高杉晋作で、多額の賠償金の支払いを幕府に請求させるなど、うま〜く交渉したのである。
ホルムズ海峡でもめているイランとアメリカ。事情は違うが、海峡を通る船を狙うとか、やっていることは160年前とあまり変わらないような気がする。武器が進歩した分だけ、被害は大きくなったけど。停戦交渉に高杉晋作みたいな人が欲しいわね。 |
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| | 4月後半、一緒にゴルフスクールに通っている友人と、2人だけでハーフコースを回ることになった。以前、先生に連れていってもらって以来なので、非常に不安である。だいたい、どこから打つのかもよくわかっていない。先生に聞くと、カートが自動的に止まるから大丈夫だという。そこで赤い印があるところが、女性の打つ場所なのだとか。
先生がうしろから人が来ない時間帯を予約してくれたので、後続を待たせることはないと思うけど、それでも2時間半を目安に回らねばならないらしい。1ホール15分くらい。初心者2人で回るので、いざとなったら、ボールを持って走ろうかと思っている。さてさて、どうなることか。
……と、ゴルフもちっとも進歩していないのに、同じ友人と、いよいよテニスを始めることにした。我が家の近くにあるテニスコートがあまり使われていないのがもったいないので、前々からやってみたかったのだ。
テニスラケット2本セット、ボールもついて4,680円というのをネットで注文。超初心者だから、とりあえずはこんなところからでよいだろう。最近走ったことがないから、ボールを追いかけると、足がもつれて転んでしまうかも。ボールを打つよりも、球拾いに行くほうが運動量が多いかもしれない。
何事もチャレンジすることに価値がある。八代でテニスとも思えぬテニスをする姿を見かけても、見て見ぬふりをしてくださいな。 |
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| ◆がんばれ! 放鳥ヅルの「希望」ちゃん…3月25日日記 | ▲ |
| 3月21日、今シーズンに渡来したナベヅル14羽が八代を飛び立ち、シベリアに向けて北帰行を開始した。ナベヅルが飛び去ると、いよいよ八代に本格的な春がやってくる……はずなのだが、実は八代にはまだ2羽のナベヅルが残っている。
八代では、年々ツルの数が減っていく危機感から、鹿児島県出水市からケガなどで保護されたツルを譲り受け、飼育したあとで放鳥する取り組みを実施している。
今シーズンは2021年に譲り受けたナベヅル3羽を昨年12月に放鳥したのだが、1羽は野生動物に襲われて死亡。残り2羽は、旅立った仲間についていけず、まだ八代周辺にとどまっている。1羽は放鳥直後から八代近辺で単独行動。1羽は監視所周辺に集まった仲間といっしょに飛行練習をしていたのだが、ケガが癒えていないのか、長年の飼育生活で筋肉が弱ってしまったのか、置いていかれてしまった。
ちゃんと取材していないので、噂話のレベルだが、2羽はどちらもオス。幼鳥時に捕獲されて八代に移送されたので、シベリアへのルートは経験がないらしい。1羽には発信器がついているが、1羽の発信器は取れてしまっている模様。2羽は、いまも別々に過ごしている。
八代では、3月まではツル優先で、ツルのいる田んぼに人が近づかないように規制されているが、4月に入ると通常の農作業が始まる。このまま留まると、夏の暑さも過酷だ。放鳥ヅルが無事、シベリアに帰れるかどうか、みんな気を揉んでいるのである。
熱心なツルマニアの女性が、監視所付近にいた放鳥ヅルを「希望」と名付けたというので、私ものっかって、残された放鳥ヅルを、希望ちゃんと呼んでいる。自然はとても厳しいけれど、希望ちゃんには何とか生き延びて、みんなの希望の星になってほしい。 |
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| ◆「余命20年」を生きるということ…3月15日日記 | ▲ |
| 先日、大学時代の同窓会があった。卒業以来会う人、何十年ぶりかで会う人もいて、とても懐かしい一方で、当時の人間関係がそのまま続いているような感覚も。他愛もない話をして、一緒に食事をして、美術館に行って、とても楽しいひとときだった。
大学時代と大きく変わっているのは、誰もが何かしら身体の不調を抱えているということ。足腰、目、内臓など、どこかに不具合が出ているのである。そうか、そうなんだ、と、私はいまになって納得した。昔は「人生50年」と言われていたのだ。医療が進歩し、栄養状態がよくなったといっても、60代は不具合があって当然なのだ。平均寿命で考えると、余命はあと約20年。弱い部分から不具合が出る時期なのだ。
もちろん、同級生でもう亡くなっている人も何人もいるし、私だっていつ何があるかはわからない。でも、順調に生きたところであと20年だ。健康診断の数値はボロボロでも、少なくとも元気で動ける今を大事にしなくてはね。
とりあえず、この先選択肢が目の前にあって、迷ったらやろう。せっかくの人生、経験値をもっと積もう。だって、私はこの世界のことをもっと知りたいんだもの。 |
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| | トランプ大統領が戦争を始めた。自国が攻撃されたわけでもないのに、ベネズエラの大統領を拘束したり、イランの最高指導者ハメネイ師を殺害したり、国際ルールを無視してやりたい放題だ。世界はいつのまにか、弱肉強食の世界に変わってしまった。
どうして、人間はこんなに愚かなんだろう。戦争をして大勢の人々を殺して、その先、何を目指しているんだろう。まるでゲームのように、次々にターゲットを倒してはいるけれど、攻撃された側の怨みはどんどん膨れ上がっていく。世界中がテロリストだらけになったら、どうしてくれるんだ。
こんどの戦争には、AI(人工知能)搭載の自爆ドローンが使われているそうだ。人間が操縦しなくても自動で飛行するらしい。この先、AI兵器がどんどん進化すると、どうなるのか。強い国は、無人のAI兵器を投入し、人間は高みの見物。恐怖をしらないAI兵器が弱い国の人間を正確に殺していく。ああ、おそろしい。
「最高指導者だけを正確に狙う戦争なら、一般人を巻き込まないからいいんじゃないですか」とある人が言った。強い国にはそれができても、弱い国には無理だ。不利な条件をはねかえそうと、テロに走る人も出てくるだろう。うーむ。泥沼化する未来しか想像できない。
トランプ大統領からいじめられないようにアメリカと良好な関係を保ちつつ、国際ルールを重視する姿勢を見せ、イランの怒りを買わないようにする。…日本の外交はめちゃくちゃ大変そうだ。 |
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