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バックナンバー Vol.58

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
監督・ばんざい!
大日本人

シネマの達人が語るとっておきの一本 : 第5回 恋味うどん

(今月の監修:カザビー)

巻頭コラム : 3年目の『ホテル・ルワンダ』
 2007年6月現在、「その映画」のタイトルをグーグル検索するとヒット数は公式サイトを筆頭に65万件。そして今からちょうど2年前、同じく「その映画」を検索したときのヒット数は、記憶が確かならば100件にも満たなかった。
 「その映画」の名は『ホテル・ルワンダ』。1994年のアフリカ・ルワンダでの大虐殺の最中、我が身の命の危険を顧みずに1200人もの命を救ったといわれる実在の支配人を描いた「アフリカ版シンドラーのリスト」とも評される作品だ。主演のドン・チードルはじめ、アカデミー賞では主要3部門にノミネートされ、世界各地の映画祭でも話題を集めた1本だったが、皮肉にも海外での高評価は作品自体の「値段」も高くしてしまった。あいにく日本では『ホテル・ルワンダ』のようなタイプの作品は、これまで興行的にコケた前例はあっても、大ヒットするケースは無かった。結果、配給権の高騰と、それに対する「この手の映画はお客を呼べない」というシビアな判断によって、日本の映画配給会社で『ホテル・ルワンダ』を買い付け、配給しようとする会社は現れなかった。オレがミクシィ(今でこそ会員数は1000万人を超えるが、当時は100万人にも満たなかった)に、そんな『ホテル・ルワンダ』のコミュニティを立ち上げたのは、アカデミー賞が終わって数ヶ月が過ぎ、「『ホテル・ルワンダ』は日本では公開されないらしい」という噂がネット上で囁かれていた頃、2005年6月のことだ。
 それから今日に至るまでの2年間、この映画に伴って何が起きたのかを語るのは業界的にも個人的にも容易ではない。なので、とりあえず事実だけ追ってみよう。まず映画について。一人の人間の気まぐれで作られたミクシィ内の「ホテル・ルワンダ」コミュニティは、まもなく「『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会」へと発展し、会は日本公開の上映嘆願署名運動を開始。映画業界に対しては無知ながら、愛すべき「映画バカ達」によるこの無謀な試みは、町山智浩氏、柳下毅一郎氏、TBSラジオ、「ほぼ日刊イトイ新聞」、などなど本人達もビックリな各方面からの声援を受けて急速に盛り上がり、それを受けて2005年秋、ある会社が日本配給・公開を英断。2006年1月に公開された『ホテル・ルワンダ』は業界の予想を覆す大ヒットとなり、その年の「ぴあ」の「満足度調査」では年間1位を記録。2007年に入ってからは、一部で「ダーウィンの悪夢」「ブラッド・ダイヤモンド」などの「アフリカ系映画ブームのきっかけ」と評され、この4月には渋谷で「ルワンダ映画祭」が開催された。
 一方個人的には、署名運動開始当時、脱サラ直後で無職だったオレは、その後今日までの2年間で、就職と退職をそれぞれ2回経験、更にプラカード持ちやティッシュ配り、交通量調査など「最下層アルバイト」を含む十数種類のバイトを経て、2年前に残っていた貯金と同じくらいの額の借金を抱え、この春から三たびサラリーマンになった。もし『ホテル・ルワンダ』が無かったら、もう少し穏やかな生活を送れていたかもしれないし、そうじゃないかもしれない。まあ「もし」のハナシをしてもしょうがないわけで、この映画について振り返って語れる事実は2つしか無い。「超しんどかった」そして「運が超よかった」。
 たとえ百万人の署名が集まったとしても(実際は三ヶ月で5,000人だった)、日本公開の保証は無かったわけで、そんな中でいろんな人を巻き込んでいくプレッシャーは相当なものだった。日本公開が決定したら全て解放されるとばかり思っていたのに、配給会社で働くことになり、そしてマスコミから取材を受ける機会も増え、プレッシャーは更に増した。2006年1月13日夜。『ホテル・ルワンダ』公開初日前夜。「もし明日誰もお客が来なかったら・・・」という想いと「劇場が満員の観客で溢れかえる光景」が交互にアタマを駆け巡って気持ち悪くなり、仕事の帰り道に突然猛烈に吐き気を催し、実際に吐いた。公開後、めでたくヒットして今度こそ「終わった」つもりでも、何やかんやで『ホテル・ルワンダ』は自分の生活についてまわって来た。
 かと思えば信じられないような出来事もあった。コトの経緯に感動したという菅原文太「兄イ」が直々に自分のラジオ番組(を兄イが持っていたということも驚きだが)にゲストとして呼んでくれて、マイクを挟んで共演させてもらったこと。公開決定前から『ホテル・ルワンダ』への支持を表明してくれていた水道橋博士と一緒に『ホテル・ルワンダ』を映画館へ観にいったこと。他にもこういった類のサプライズは少なく無く、それを思えば諸々の「しんどさ」もそれなりに意味はあったのかもしれない。
 『ホテル・ルワンダ』は決して映画史に残るほどの傑作では無い。個人的にも、この映画以上に衝撃を受けたり、感動したりした映画は山ほどあるが、「映画を見る」という行為そのもの、それに付随する体験で言えば、この先『ホテル・ルワンダ』を超える映画は無いと思う。あと、生ぬるい「泣ける映画」に毒されていた日本の映画シーンで、映画ファン主導で『ホテル・ルワンダ』が公開され、ヒットした意味も大きかったと思う。そのことは決して「アフリカ映画ブーム」なんて安っぽい言葉を用いずとも、これからも映画ファンの記憶に刻まれ続けることでしょう。
(水木雄太)


最新映画星取表 =1点、=0.5点。最高得点=5点

『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』   
監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ジョニー・デップ オーランド・ブルーム キーラ・ナイトレイ
http://www.disney.co.jp/pirates/
シリーズ3部作の完結編。悪霊デイヴィ・ジョーンズは、世界制覇をもくろむ東インド会社のベケット卿と手を組み、海賊たちを滅ぼしていった。それに対抗するためウィルとエリザベスは9人の海賊たちを招集することにしたのだが・・・。

高井清子           ★★☆
 公開前に本作の『公式ガイドブック』の翻訳を手伝ったこともあり、ユニークな新キャラクターの面々がどんな個性を披露するのか楽しみにしていたのに…。いい駒は揃っているのに、まったくの消化不良という感じ。そもそも前作からの話の流れや登場人物の関係性がわかりづらいし、それぞれの個性を生かしたエピソードも少ない。2作目で魅せられたアクションも今回は単調。チョウ・ユンファがあっさり死んだ時には、彼は必要だったのか疑問に思ってしまった(笑)。たしか本シリーズの2作目と3作目はスターのスケジュール確保のため、同時に撮影していたはず。2作目で精根尽きてしまったかも…。あるいは2作目が大好きだった分、私の期待が高すぎたかな。
団長              ★★★☆
 それなりに楽しめましたが、期待してたほどではなかったです。展開が二転三転して少々わかりにくい感があり、ジャック・スパロウが中心ではないところにも違和感を覚えました。実は、僕はパート1を見ないで、2から見始めたのですが、特にストレスは感じませんでした。が、今作で初めて見た方や子供は作品世界に入り込むのは難しいかと思われます。それにしても、このエンディング、パート4に続いてもおかしくないような… 本当に完結なのか、ちょっと見ものです(笑)
悠木なつる          ★★★
 中盤までは、全く別の映画を観ているかのような違和感を覚えた。あるいは、本作と前作『デッドマンズ・チェスト』の間には、じつはもう1作あって、それを見逃してしまったのでは!? という錯覚に陥った。シリーズが人気の秘訣は、スター俳優が顔を揃えていることは勿論、冒険活劇や全編にちりばめられた遊び心にある。でも、本作は何を描きたかったのかが見えて来ない。“完結編”を意識しすぎたせいだろうか、作品の持ち味である軽妙なリズムが抑えられてしまったのが残念。また、キャラクターの心理描写も、まるで幾つかのシーンが抜け落ちているのではないかというぎこちなさが残り、感情移入するのが難しかった。
はたのえりこ        ★★★★
 祝トリロジー完結!半世紀後にも語り継がれる一本になるかは定かではないが、久しぶりの正統派ハリウッド大作だった。増殖するジャック・スパロウを見て「チャーリーとチョコレート工場」のウンパルンパを思い出したのは、きっと私だけではないはず。ハラハラさせる所、盛り上げる所、綿密に作りこまれた本作は、最近ではすっかり減ってしまった老若男女が平等に楽しめる作品だ。船上バトルシーンも爽快。そして、この作品のもう一つの魅力はいぶし銀の男優陣の力による。ジェフリー・ラッシュにビル・ナイ、チョウ・ユンファにキース・リチャーズ、平均年齢約57歳。ジョニー、オーランドとはまた違った渋さに酔うべし。


『監督・ばんざい!』   
監督:北野武
出演:ビートたけし 岸本加世子 江守徹 鈴木杏
http://www.office-kitano.co.jp/banzai/cover.html
「バイオレンス映画はもう撮らない」と決めた映画監督キタノ・タケシ。片っ端からいろんなジャンルの作品を撮っていくのだが、ことごとく失敗に終わってしまい・・・。

伊藤洋次          ★★★
 くだらなさ爆発だ。江守徹の壊れっぷりや井手らっきょのハイテンションさに笑い、さらに突拍子もない展開が延々続く――というバカバカしい度100%の映画。見る側としては、もうひたすらあきれるしかないのだが、そんな中に「コールタールの力道山」(劇中映画)のようなキラリと光る要素が入っていて驚かされる。あまりにもチグハグで「ごった煮」な映画ではあるのだけれど、やはり北野監督の実力はすごいと素直に思った。それにしても、プロレスごっこでの子供たちの動きがやけに機敏で、昭和30年代のプロレスのレベルを思い知らされた。
中沢志乃           ★★★
 最初の2つの映画案ぐらいまでは意外にくすっと笑えた。小津安二郎作品をマネた映画案では、定年を迎えたタケシが小料理屋で言うあまりに普通の、それでいてわざとらしいセリフに笑ってしまった。けれど、映画案があまりに繰り返されると、特に大笑いもできず、泣きもできず、少々飽きてしまう。ヒットを狙える映画をいろいろ作る、と言うコンセプトは分かるがそれだけにまとまりがない。あるいはラストを念頭に置いて、無理矢理まとまりや映画が言わんとする意味を見付けないといけない感じがした。カンヌで賞を取り、そろそろ映画で採算を取らなくてはならなくてもがき苦しんでいる現実のタケシを、そのまま投影させてみたのかな。映画自体よりもタケシの演技力のほうが光っていた感がある。あと本編の前の3分の短編は良かった。
野川雅子          ★★★★☆(4.3)
  私はこの映画が大好きだ。何が良いって、個性的なキャストがいい。伊武雅刀のナレーションがいい。バカバカしくたって、頭を空っぽにして笑えるところが最高だ。北野監督の世界に引き込まれた2時間だった。特に強烈な印象を残したのは江守徹の演技である。普段はハムレットにまで出演する本格俳優が、この作品で見せてくれるのは、何ともお茶目なコメディ。今でも思い出すとクスクス笑えてしまうくらい、きっと何年経っても私の中のベストシーンに君臨するであろう、彼のバレエ姿は圧巻だった。あの笑いを、是非、劇場で堪能して欲しい。個人的に憧れたのは、小津監督調の作品に出演した松坂慶子の姿。あんな可愛らしい日本的な女性になりたい。


『大日本人』  大日本人
監督:松本人志
出演:松本人志 、竹内力 、UA 、神木隆之介 、板尾創路
http://www.dainipponjin.com/index.html
第一回松本人志監督作品。6代目大日本人大佐藤が高圧電流によって巨大化し、獣を倒していく。しかし人気のなくなった大日本人に世間の目は厳しくて・・・。

カザビー            
 これだけ賛否両論ある作品って久しぶりなんじゃないですかねぇ。
 自分は松本人志ソロワークスの魅力が全くわからない人間なのでこの113分は正直苦痛でしかありませんでした。確かに海原はるかの役どころや、なかなかお目にかかれない板尾のハイテンション、「結婚前提戦士ラブラブファイヤー」のオジンガーZを彷彿とさせる4代目大日本人、大輔と宮迫のアドリブトークなんかはお笑い好きにとってはたまらないものであったけれども、5年8ヶ月もの歳月と制作費6億円を考慮するとコストパフォーマンスが悪いんじゃないかと思うワケです。
 鑑賞中だというのに心ここに在らずで「それなら浜ちゃんが低予算バイオレンス映画を撮った方が三池崇史ばりのトンデモないのができそうでいいよなぁ。キャストは・・・」と妄想し始めてしまう私がいました。結局、自分はモロ松ちゃんテイストが苦手であるという事を再認識するためだけの作品だったなぁと。ラストで使用された野宮真貴がヴォーカルを務めている「甘い生活」はテイトウワの中でも人気のある曲なので必聴です。
りびんぐでいらいつ     ★★★☆
  この作品をシネ達で扱って採点するにはかなりリスキーな作品だと言える。映画館でかかるとは言え厳密に言えば映画という枠組みで語るには稚拙で逸脱し過ぎ、大きなテレビという枠組みで語るにはスケールが収まりきらないハイレベルな作品であるからだ。
 それに今回松ちゃんはつねづね「テレビでやっている自分の延長…」だと公言されているし、昨今のテレビの表現規制内でやりたい事をやれなくなったからこそ一つの表現のツールとしての今回の映画という大前提があるわけで…。
 それとこの作品で初めてダウンタウン的な笑いに触れる人に対して言うならダウンタウンの笑いに過激なサービスはあっても老若男女誰でも理解できるような親切さは微塵もない。だからこの作品を「つまらない」、「笑えない」という人の意見も僕には理解出来る。
 だが僕はその人たちに向けて素直に言いたい。「残念ですね。お気の毒に。」と。例えて言うならプリンの美味しさを分からない人にプリンの美味しさを理解させるのはほぼ不可能に近いからだ。
 ただ基本的にこの作品に対して賛よりな人間であるそんな僕でも少し気になったのは、たけしさんも最初はやりたいことを理解してやらせてくれる映画のスタッフと現場で戦ったと聞く。松本さんも自分の頭の中の物をきっちりと的を外さず映画的に具現化してくれるスタッフを集めるために後2、3作は必要だと見た。
 ともかく今一番戦っている漫才がベースにあるお笑い芸人の最先端の表現がここにある。是非とも大きなスクリーンでご堪能される事をおすすめしたい。ちなみに星はあえて次回作に期待を込めての点数です。


シネマの達人が語るとっておきの一本 : 恋味うどん

恋味うどん(成人映画館公開題:悩殺若女将 色っぽい腰つき)
監督:竹洞哲也 脚本:小松公典
出演:吉沢明歩、青山えりな、倖田李梨、なかみつせいじ、柳東史、松浦祐也、サーモン鮭山

photoこの前、第19回ピンク大賞に行ってきました。
「恋味うどん」はうどん屋を舞台にして繰り広げられるドタバタハートフルドラマで今回のベスト1作品。
良質なのはもちろんのこと、ちゃんと泣けて笑える映画らしい映画でした。
ピンクというとただエロくてドロドロしているのかと思いきや、不思議ちゃん美女花子(吉沢明歩)と硬派なうどん屋店主一義(なかみつせいじ)の恋は100%ピュアでまるで少女漫画のように爽やか。
女子である私も感情移入しやすく、最後は花子の笑顔に胸がいっぱいになってしまいました。
ピンク映画でこんなやさしい気持ちになれるなんて思ってもみませんでしたよ。
これはまさに新感覚!
ピンク映画入門としてもぴったりな作品ですので特に女性の方に観ていただきたいです。
男性だけのものにしておくのはもったいないですからね。

ここで朗報!
なんと「恋味うどん」がポレポレ東中野で上映されます。
期間限定なのでお見逃しなく。

R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.3〜「竹洞組」の冴えたやり方。
http://r-18.cocolog-nifty.com/blog/cat11544458/index.html

◎2007.7.7(土)〜7.13(金)連日21:10〜
ポレポレ東中野にて限定レイトショー!

【スケジュール】
7/ 7(土) 『舞う指は誰と踊る』 『短距離TOBI-UO』
7/ 8(日) 『舞う指は誰と踊る』 『短距離TOBI-UO』
7/ 9(月) 『森鬼』 『短距離TOBI-UO』
7/10(火) 『森鬼』 『短距離TOBI-UO』
7/11(水) 『思い出がいっぱい』 『恋味うどん』
7/12(木) 『思い出がいっぱい』 『恋味うどん』
7/13(金) 『思い出がいっぱい』 『恋味うどん』

【料金】
前売鑑賞券:\1300|当日券:\1500(女性割引、リピーター割引:\1300)


(カザビー)

2007.7.3 掲載

バックナンバー
著者プロフィール
水木雄太 : 1979年富山生まれ。「ジュラシック・パーク」と「シンドラーのリスト」のスピルバーグのダブルパンチに衝撃を受け、映画監督を志すも、志しっぱなしで何もせずに十数年。現在3度目の映画系サラリーマン生活中。元「『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める(応援する)会」代表。

高井清子 : 1966年生まれ。企業勤めの後、ロンドン留学を経て、フリーの翻訳者に転身。映画の脚本やプログラムなどエンタテインメント関連の翻訳をする。今は韓流にどっぷりはまり、『韓国プラチナマガジン』にもレビューを寄稿している。

団長 : スーパーロックスター。メジャー契約なし、金なし、コネなしながら、来秋、日本武道館でライブを行う。ラジオDJ、本のソムリエ、講演、コラムニストなどとしても活躍中。大の甘党で"スイーツプリンス"の異名をとる。バンドHP http://www.ichirizuka.com

悠木なつる : 1973年生まれ。紆余曲折あり、この春から堅気のOLへカムバック。映画ライターとの“二足のわらじ”を夢見て、ジャンルを問わず映画を観まくる日々。発売中の『映画イヤーブック2007』(愛育社)では、本名の“横○友○”で映画紹介記事とコラムを執筆。

はたのえりこ : 1979年東京生まれ。今のところ編集者の道を歩みつつあるが、果たしてどこに行き着けるのか、本人にもわからず。海外に行くと、必ず映画館の現地調査をしたくなります。先日訪れたギリシャは完全に『パイレーツ・オブ・カリビアン2』に街が占拠されていました。ジョニー・デップ効果は万国共通らしい。

伊藤洋次 : 1977年長野県生まれ。業界紙の会社員(営業)。メジャー映画はなるべく避け、単館系しかもアジア映画を中心に鑑賞。最近気になる監督は、廣末哲万・高橋 泉、園子温、深川栄洋、女池充など。

中沢志乃 : 1972年5月8日、スイス生まれ。5年間、字幕制作に携わった後、2002年4月、映像翻訳者として独立。夢は世界一の映像翻訳者。現在、トゥーン・ディズニー・チャンネルで吹替翻訳を手がけた『X-メン』が絶賛放映中。2月2日にデミ・ムーア主演『ゴースト・ライト』(字幕翻訳)、4月12日に『アメリカン・パイinハレンチ・マラソン大会』(字幕翻訳)発売。

野川雅子 : 1985年山形県生まれ。19歳で映画に出会い、それ以来、映画に恋愛中。人の心を描いた邦画が特に大好き。日本中に映画の魅力を幅広く伝えられる映画紹介をするのが夢

りびんぐでいらいつ : 無意味、無思想、無節操の一人三無い運動を初めて早数年。わけあってペンネームのただの映画見物人。8月公開される『キャプテン』は個人的にはおすすめです!

<監修>
カザビー :  1978年生まれ。映画とお笑いをこよなく愛するOL。「パッチギ2」のエキストラに参加。井筒作品おなじみの乱闘シーンをかなり近くで見られて大興奮!迫力あったなぁ。


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