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第153回 役員の3割が女性に! 特派員協会75年目の快挙

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NUMBER 1 SHIMBUN 表紙(September 2020)

外国特派員クラブの窓から

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社団法人日本外国特派員協会(FCCJ)の今年度の理事会選挙は、候補者の定足数不足で3次まで行うことになった。2014年4月に公益社団法人に組織がえをした際、選挙投票の定足数が正会員数の五分の一から二分の一と厳しくなったためである。また、個人的には、今年は選挙管理委員会の委員長を交代してもらったものの、委員の一人として、会員からの異議申し立て、規約の解釈の違いでの議論…等々により、3か月間も拘束され、疲労困憊した。

とは言うものの、うれしいニュースがある。
小泉政権時代、内閣府男女共同参画室が2003年6月に目標に掲げた「女性を管理職の3割に」の目標が日本政府機関や企業でなく「公益社団法人 日本外国特派員協会」で実現したことだ。役員総計11人中、理事会9人中3人、監事2人中1人の4名だ。

以下女性役員4人を簡単に紹介する。


【会長】
イザベル・レイノルズ
(ブルーンバーグ通信 記者/正会員)
デイリー・ヨミウリ、ロイター通信を経て
現在ブルーンバーグで政治、外交を中心に報道する。
在日25年のベテラン記者。


【書記】
イルグン・ユルマーズ
(フリーランス/正会員)
トルコ出身、コロンビア大学ジャーナリズム大学院修了、
元イースト・ウエスト・センター・シニア・フェロウー。
記者歴約20年。FCCJ歴2年。


【理事】
メリー・コーベット
(クレスナ― メディア/アソシエート会員)
横浜出身。1994年FCCJ入会。
バイ・リンガル(日・英)プロデューサーとして
各種メディアで活躍。
FCCJでは長年にわたり料飲委員会で貢献。


【監事】
ヴィッキー・バイヤー
(一橋大学大学院法学研究科教授/アソシエート会員)
オーストラリア・米国の二重国籍を持つ
在日30余年のベテラン弁護士。
テンプル大学 (日本キャンパス)法学部の
組織形成などに尽力した後、
2008年より日本文化紹介の紀行執筆を始め、
6年前FCCJ入会。

ジェンダー差別にならないよう、以下に他の男性役員たちも紹介する。

  • 第一副会長 アンディー・シャープ(日経アジア・レビュー)正会員
  • 第二副会長 ウオルター・シム(ストレイト・タイムズ)正会員
  • 財務 メーディー・バシーリ(O.B.M.)アソシエート会員
  • 理事 サイモン・ファレル(カストム・メディアKK)アソシエート会員
  • 理事 ピーター・オコーノ(フリーランス、武蔵野大学名誉教授)正会員
  • 理事 ダン・スローン(フリーランス、日産)正会員
  • 監事 グレゴリー・クラーク(フリーランス)正会員

例年参加者の数が少なくなっている"Speak Out"(立会演説会)だが、新型コロナの影響で今年はZoomを採用したところ、18人の候補者全員が参加し盛況となった。

新しい執行部がプレスの職業機関としてまた国際的プライベート社交機関として、FCCJをどう発展させるかを今後とも見守りたい。

2020.9.8 掲載


著者プロフィール
渡辺 晴子(わたなべ はるこ) : 同志社大学文学部英文学科卒、ミズーリ大学大学院ジャーナリズム学科修士(Kappa Tau Alpha)、コロンビア大学ジャーナリズム大学院にて元CBSニュースプロデューサーFred W.Friendly教授の元で“News & Law”問題を研鑽する。HKW、シカゴ・サン・タイムズ、アジア新聞財団(東京支局長)を経て、現在HKW代表メディア・リポート特派員。30年来の(公益社団法人)日本外国特派員協会会員で、副会長、理事、監事、選挙管理委員長を歴任し、現在は永世会員。特別企画委員長としての同協会の取材活動、文化事業を主宰している。また上智大学講師、ユネスコ「女性とメディア」開発コンサルタントとして内外のジャーナリストを育成。HKWでは「国連女性の10年」から「国連女性2000年」まで政府間会議と並行して世界からの参加者とメディアを対象に「女性とメディア・フォーラム」を主催。
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