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第6号のみどころ

表紙
特集 「介護の新・常識」
ロゼッタストーン第6号(初秋号)では、「介護」をテーマに取り上げました。
誰もが年をとるのを避けられない以上、介護は、私達みんなが必ず直面する問題です。こ の機会に、理想の介護とはどんなものなのか、じっくり考えてみてください。
季刊 ロゼッタストーン 第6号 「介護の新・常識」
定価:905円(税込)
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INTERVIEW

母親のみどりさんが、夫を23年にわたって在宅介護
  ねじめ正一(作家)


家族だけの介護は、2年から3年が限界だといわれている。ところが、ねじめ氏の母、 みどりさんは、なんと23年間も、ほとんどひとりで夫を在宅介護。なぜ、そんなに も長い間、介護しつづけることができたのか? 息子であるねじめ氏が分析。

遠距離介護(東京←→仙台)と仕事の両立に悩んだ7年半
  石川牧子(日本テレビアナウンスカレッジ学長)


当時、日本テレビのアナウンス部長だった石川さんは、仕事上でも多忙の身。それで も、パーキンソン病の母を介護するために、毎週仙台に帰っていた。「介護のつらさ は、人間を変えてしまう」と彼女は訴える。


介護の現状

介護職の若者5人の本音座談会
  「介護に夢を持って入ってきた人ほど現実に耐えられなくて辞めていく」


介護の現場がいちばんよくわかる特集。介護保険が始まったこともあって、次々に新設される介護施設。だが、彼等は、いまの施設に自分の親は預けたくないという。

全国介護サービス最新ランキング

全国の都道府県の「介護偏差値」を一挙に公開! 「在宅介護力」で分析したものと、 「介護保険の利用度」で分析したものの2種類。全般的に西高東低だが、例外もあり。 さて、あなたの県(都・道・府)は?

お金があるかないかで、老後の人生はどう変わる? 「金持ち婆さん、貧乏婆さん」
「介護保険の基礎をおさらいしよう」
高齢社会をよくする女性の会代表/樋口恵子(介護保険の意義など)
特養ホームをよくする市民の会代表/本間郁子(施設の質を見抜くコツ)


家族の証言

長男夫婦にまかせていた老母を自宅にひきとった/武田万樹(ライター)
  「母はすべてをあきらめ『死にたい、死にたい』と繰り返した」


本誌ライターの武田万樹は、生きることを拒否したような母の姿に、大変なショック を受け、母親を自宅にひきとることを決意した。「長く生きすぎました。生きていて も迷惑をかけるだけ」という母親の言葉が、いまのお年寄りたちの声を代弁している ようにも思えて、悲しい。
呆け老人をかかえる家族の会代表/高見国生&家族の会スタッフ
「ぼけても何もかもわからないわけじゃない。現在とは違う時間を生きているだけ」
5年前から病院→施設と母親を預けて介護(読者証言)
「母がぼけていく事実を受け入れるのに3年かかりました」


専門家からの警告

精神科医/和田秀樹「急にぼけ症状がでるのは痴呆症じゃない」

和田医師の話で印象的だったのは、急にぼけたときは、薬の副作用や「せん妄」を疑っ たほうがいいという言葉。実際に、「入院したらぼけた」という話は数多い。痴呆症 でなければ、治る可能性が高いので、あわてずに原因を探ってほしい。

清水坂あじさい荘・副施設長/鳥海房江
  身体拘束ゼロの特別養護老人ホームのユニークな介護方針


定員120名の大きな施設で、要介護の平均は4.1とかなり重い。それなのに、身体拘 束(手足を縛ったり、薬でおとなしくさせたり、車イスに固定したりすること)ゼロ は立派(ちなみに、東京都では8割以上の特別養護老人ホームが身体拘束を実施して いる)。「暮らしの場に規則はいらない」というのがこの施設の理念。男性のお年寄 りをひそかにストリップに連れていったりもする、開けた施設だ。

生活とリハビリ研究所代表/三好春樹
  「老人の生きる気力が消えるのは、関係が切れた時」
グループホーム「和笑庵」代表/若林顯恵
  「見守りながら気長に待つのも大切な介護です」


障害者から見た介護

進行性筋ジストロフィーで首から下が動かないのに年商8億円の現役社長
  春山満「老いに対する買い物を賢い客として選択する、そんな意識改革が必要」
車イスダンスの全国大会で6位入賞/伊藤秀樹
  「障害者だって一人暮らしができる」


その他

主要7政党「介護政策アンケート」
自民党、公明党、保守党、民社党、社民党、共産党、自由党の7党が、ロゼッタストー ンの「介護アンケート」に回答。参議院選挙で投票するときの参考になるかも。

イザという時のための「介護サイト」
世代別「老後大アンケート」 など。

このほか、アマチュア編集長シリーズでは、小学生から熟年までが「私の夢」を語っ てくれました。「ニッポンの大問題」では、ずばり、外国と日本の「結婚」について 比較。どちらも読みごたえがあります。
 もちろん、いつもの連載企画も充実! みなさまから寄せられた声は、「老後アン ケートや「読者のページ」で紹介しています。
 今月から、表紙のデザインと紙質がだいぶ変わりました。どんなふうに変わったか、 どうぞお楽しみに。
 ロゼッタストーン第6号は、お近くの書店でお買い求めください。 書店で見当たらない場合は、雑誌コード(09745)と、ロゼッタストーンの電話番号(03ー5986ー8088)を伝えて注文してください。

2001年7月9日 ロゼッタストーン代表 弘中百合子
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