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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005年11月7日発行  ━

●━━ 若手国会議員メルマガ 『未来総理』 第155号  ━━━━━━●

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 先日NHKの記者が放火未遂の容疑で逮捕されました。取り調べでは職場
環境、上司への不満などがあったといわれていますが、それが何故放火につ
ながるのか全く理解できません。万が一大きな火事にでもなったら、どれほ
どの被害が出るかということがわからないわけではないと思うのですが。

 それにしてもこの件に対するNHKの対応を見ていると、またかとため息
が出てしまいます。トップが謝るのは当然としても、質問に明確な返答はな
く、ただ報酬のカットを宣言するだけの態度に、国民は納得するとでも思っ
ているのでしょうか?もちろん、この男性が犯した犯罪は個人としておこし
たものですから、犯罪そのものにNHKの責任はないわけですが、公共放送
という立場を考えて行動して欲しいものです。

 ただ謝るだけではなく、今後こういうことが起こらないよう何をするのか
というところが必要なんじゃないでしょうか?職員の職場や仕事に対する意
見をきちんとヒアリングするシステムを作るとか、いろいろあると思います。

きちんと働いている人も大勢いるのですから、そういう人たちのためにも、
もっとトップの方々には頑張ってもらいたいものです。

 今回は社民党の福島議員から原稿が届きました。


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  目次
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■「憲法を生かしていこう」
             福島みずほ(参議院議員・社民党・比例)

◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介

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■「憲法を生かしていこう」
       福島みずほ(ふくしまみずほ・参議院議員・社民党・比例)
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 自民党が、憲法改正草案を発表しました。
「新憲法草案」という言葉を使っていることの意味はあると思います。
「新」と言えば、今までの積み重ねてきた議論をチャラにして、スタートす
るということになるのではないでしょうか。

 日本国憲法は、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないや
うにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法
を確定する。」としています。政府が愚かにもまた戦争をして、ひどい結果
を引き起こさないようにすることを決意し、主権者は、国民なのだから、主
権者である国民は、しっかりしなさいと規定しているのです。日本国憲法は、
はっきり国民と個人の関係をきちんと決め、立憲主義に立っていることを明
らかにしています。憲法とはそういうものです。国民が、政府の行為をきち
んと規制していくのです。

 しかし、自民党の憲法草案には、そのような考え方はありません。逆に、
国民の責務が、強調されています。憲法の理念は、政府こそが守るべきなの
に、政府が国民に命令をするものになっています。前文案は、国民の「帰属
する国や社会を愛情と責任感と気概をもって自ら支え守る責務」を書いてい
ます。これは、「愛国心」や「国防の責務」を国民に強制していくものです。
しかも、過去の戦争への反省は、全くありません。日本国憲法が、「政府の
行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」と
いった部分は、全くなくなっています。

 2度の世界大戦を経て、日本国憲法が生まれました。
 第2次世界大戦でアジアで亡くなった2000万人以上の人たち、日本人
で亡くなった300万人以上の人達のうえに、日本国憲法があります。その
ことが、なくなっています。

 そして、最大の問題は、自民党草案が「戦争の放棄」という第2章の表題
を「安全保障」とし、戦争放棄を放棄していることです。9条1項で戦争と
武力による威嚇と武力の行使を放棄するとしているけれども、2項は、自衛
軍を規定し、海外での武力の行使を認めているので、9条は、全くお飾りで
しかなく、しかも、明確に、9条と9条の2は、全く矛盾しています。さら
に、9条の2第2項は、「自衛軍は、前項の規定による任務を遂行するため
の活動を行うにつき、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制
に服する。」としています。

 これは、問題です。
「法律の定めるところにより」としているので、憲法の意味は、ありません。
法律でなんとでもできるわけですから、憲法が規定するという意味は、全く
ありません。

 9条の2第3項は、「法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全
を確保するために国際的に協調して行われる活動及び緊急事態における公の
秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことが
できる」としています。自衛軍が海外で武力行使をする、つまり、戦争をす
ることについて、法律によるとしているのですから、これまた、憲法の制約
は、ありません。時の政府によってなんとでもなります。

 自民党草案は、前文で、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和
を誠実に願い、他国とともにその実現のため、協力し合う。」としています。
日本国憲法が、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安
全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、
圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名
誉ある地位を占めたいと思ふ。」というのと全く異なっています。

 草案の「他国」とは何をさすのでしょうか。
「諸国民」ではなく、「他国」となっています。「他国」とは、多国籍軍の
他国だろうか。結局は、アメリカをさすのでしょうか。

 自民党の草案は、自衛軍の海外の武力行使を認めています。憲法9条の改
悪は、日本の社会を根本的に変えるものです。
「戦争をしない国」から「戦争のできる国」「戦争をする国」へ。

 軍事裁判所の設置も明記しています。
 裁判官や検察官は、軍人となるのでしょうか。裁判の公開はあるのでしょ
うか。軍人のどのような犯罪が、普通裁判所で裁かれ、どのような犯罪が、
軍事裁判所で裁かれるのでしょうか。外国のなかには、兵隊の逃走を死刑と
いった極めて重い刑罰にしているところもありました。軍の規律を守るため
です。あらゆるシステム、法律が、軍隊があることを前提に全部変わってい
きます。国民の権利および義務について、草案は「公共の福祉」の概念を
「公益および公の秩序」に置き換え、自由や権利を制限できることにしてい
ます。

 また、政教分離について言えば、「社会的儀礼又は習俗的行為」は、政教
分離に反しないとしています。これでは、靖国参拝は、合憲となってしまう
可能性があります。政教分離の規定は、戦前、政治と宗教が、密接になり、
一体となって、人々の心を支配し、戦争を遂行してきたことへの痛切な反省
のもとに、定められたものです。これが、ゆるめられるのですから、とって
も危険です。

 さらに、憲法改正の手続きを極めて簡単にしています。
 いまは、憲法改正の発議をするのには、衆議院と参議院の議員の3分の2
以上の賛成が必要です。それを各議院の総議員の過半数としています。これ
では、毎年、毎年、国民があまり知らないうちにどんどん重要な憲法改悪が
行われるということになるのではないでしょうか。

 わたしは、今、憲法9条を変えないというどんな人とも手をつなぎ、憲法
9条をはじめ憲法を生かしていくことに、全力をあげていきたいと思ってい
ます。ぜひぜひ一緒にやっていきましょう。

 ◆福島みずほホームページ http://www.mizuhoto.org/


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 編集後記                吉永歩 (ロゼッタストーン)
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 今回福島議員からの憲法改正に関する原稿はいかがでしたでしょうか?
 先月のJNNの世論調査によると、憲法9条改正に関しては賛成、反対が
それぞれ42%と全く2つに分かれました。日本国憲法の改正に関しては、
改正すべきと答えた方が59%となっているところをみると、「憲法自体は
時代に合わせて変えていってもいいと思っているけれども、こと9条、戦争
や自衛隊のありかたに関する部分に関しては、慎重に考えなければと思って
いる」と考えている方が多いのではないかと思います。

 なによりもまずいのは、何も気にせずにいて、気付いたら変わっていたと
いうことではないでしょうか?みなさんも是非ご意見をお寄せください。

「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。

※いただいたご意見は、「未来総理」のほか、「ロゼッタストーンWEB」の
  感想掲示板にも掲載させていただく場合があります。
 ご了承ください。

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 次号予告
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 次回の配信は、11月14日(月)です。

 有村治子議員  荒木清寛議員  桜井充議員 吉良州司議員

 が登場する予定です。また、新参加の議員の方のコメントもお届けしたい
 と思います。

 ※登場する議員は、変更する場合もあります。ご了承ください。

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 未来総理メンバーの紹介
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 「未来総理」には、超党派の21名が参加しています。   (敬称略)

◇衆議院
  石破 茂(自民党・鳥取)    上田 勇(公明党・神奈川)
  大村秀章(自民党・愛知)    吉良州司(民主党・大分)
  近藤昭一(民主党・愛知)   近藤洋介(民主党・比例東北)
  達増拓也(民主党・岩手)     長島昭久(民主党・比例東京)
  西村康稔(自民党・兵庫)    福島 豊(公明党・大阪)
  三日月大造(民主党・滋賀)   細野豪志(民主党・静岡)
  丸谷佳織(公明党・比例北海道)山井和則(民主党・京都)

 ◇参議院
  荒木清寛(公明党・比例)    有村治子(自民党・比例)
  小池 晃(共産党・比例)   桜井 充(民主党・宮城)
   福島みずほ(社民党・比例)  藤末健三(民主党・比例)
  松下新平(無所属・宮崎)

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、
ロゼッタストーンWEBページで公開しています。http://www.rosetta.jp/
各議員のホームページにもリンクしています。

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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101 株式会社ロゼッタストーン
発行人:弘中百合子 編集人:吉永歩
Copyright(C) ロゼッタストーン   許可無く転載することを禁じます
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