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チロルの旅

2014年8-9月、チロルの旅(その2)
ヴィンシュガウ(Vinschgau)

フェントに滞在してもヴァイスクーゲルが見えないことが分ったので、8月29日にオーバーグルグルからティンメルスヨッホを越えて南チロルに入り、モース・イン・パシアタール(Moos im Passiertal)が乗換え駅で、ここからアンドレアス・ホーファー(Andreas Hofer/チロル独立戦争の英雄)ゆかりのザントホーフ(Sandhof)を通ってメラン(Meran)に着いたのが13時頃でした。

運よくウンザーフラウ(Unser Frau)へ行くバスに飛び乗り、ナトゥルンス(Naturns)経由でシュナルスタール(Schnalstal)に入りました。ここで前回に触れたように、こちら側からヴァイスクーゲルを見るには氷河まで上らねばならない、ということでした。

チロルの旅/ヴィンシュガウ地方

仕方なくナトゥルンスまで戻って宿を探しました。30ユーロ以下の宿が見つかると思ったのが間違いで、更に西のラッチ(Latsch)まで行きましたが、ここで一番安い宿が43ユーロでした。インスブルックの最初の夜の50ユーロにはじまって、宿代からみると今回の旅行は散々でした。ただこの宿で良かったことは、一週間有効のヴィンシュガウ地方乗り放題のモビルカードをくれたことです。このカードは1週間有効のカードで、買えば28ユーロもします。

3泊しただけでこのカードを貰ったのですから、1日当たり9ユーロ以上ということで、宿泊費は34ユーロで済んだことになります。この宿はバス停や鉄道の駅からは10分から15分ほど離れていましたが、目の前にスーパーがあり結構便利なところでした。

チロルの旅(ラッチ)
フランツ・ヨゼフ皇帝がラッチに行幸されたことを記念して建てられた記念射撃場

そこで早速このモビルカードを使って、翌30日はナトゥルンス、31日は鉄道の西の終点マルツ(Mals)からバスで北にグラウンゼー(Graun,See)まで宿探しに出掛けました。

この間の2日ともお天気は曇りがちでした。マルツの駅は町から離れており、鉄道とバスの乗り継ぎには不便に思われ、グラウンゼーは昔の村がダムの湖底に沈んで教会の塔の先端が湖面に出ている有名なところです。教会は近くの高い場所に引っ越しているのですが、余り便利な場所ではないとの観光案内所の話でした。

チロルの旅(グラウンゼー)
[グラウンゼーの写真]
ダム工事で湖底に沈んだグラウンの村の教会の尖塔のみが湖上に見える
 
(ボタンをクリックすると写真が切り替わります)

結局、宿は前日には決められず、翌9月1日ぶっつけ本番でグラウンゼーからラングタウファースタール(Langtauferstal)の終着駅メラーク(Melag)に行きましたが、その結果は散々でスーパーはグラウンゼーまで無く、ペンションクラスの安宿もありません。

仕方なくグラウンゼーの北にあるレッシェン(Reschen)で宿を探しました。30ユーロそれに税金として一日0.9ユーロが付きました。この宿のよい点は湖を借景にしてオルトラー山系をバルコンの正面に見ることができます。その写真は後日。

翌日から2日、3日と続けてメラークを訪ねましたが、生憎の悪天候でここでもヴァイスクーゲルを見ることができませんでした。

チロルの旅(ラングタウファースタール/メラーク)
[ラングタウファースタール/メラークでの写真]

▲ボタンをクリックすると写真が切り替わります。

2日、3日と続けてメラークを訪ねることができたのは、モビルカードのお蔭でした。レッシェンからグラウンゼーまではバスで5分、ここで乗換えのバスが待っていて17分でメラークに着きます。そこから人の後について30〜40分上るとメラーク・アルム(アルプス山上にある牧場)の山小屋に着きました。ここで教えられたのは「下からのほうがヴァイスクーゲルはよく見える」とのことでした。残念ながら雲の中で何も見えませんでした。

チロルの旅(メラークアルム)
メラークの村からヴァイスクーゲルの方向を振り返る。
晴天なら中ほどの山の上にヴァイスクーゲルが見えるはず。

2014.11.1 掲載

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