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アムネスティによる「健次を救え!」全面広告

安保関連法強行採決とか、ユネスコに金出さない発言とかのニュースに、日本が野蛮な国のように思われないかとロンドンで気をもんでいる今日この頃、さらにダメだしを食らう出来事がありました。

電車に乗る時はいつも駅置きのフリーペーパー、朝ならメトロ紙、夕方ならイブニング・スタンダード紙を取り、読みながら運ばれていきます。その日も電車に揺られつつメトロ紙をめくっていて、はたと手が止まったのが写真のページ。

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2015年10月19日付メトロ紙

全面広告、しかも黒地に黄色が目立つうえ、その文字が「ヘルプ、ケンジ」、「日本に彼を処刑させるな」。何事かと読み進めていくと、「マツモト・ケンジが今、いつ何時、処刑されるかもわからない。彼は生まれつき精神面での障害と低い知能指数をもち、自分のしたこと、法手続き、罰を完全には理解することができない」。

そして、「21年を死刑囚としてほぼ独房で過ごした。彼が頼っていた兄弟と2つの窃盗と殺人をした。兄弟が自殺した後、警察により彼が自白に署名させられたとケンジの弁護士は信じている。現在64歳になったケンジの精神的、身体的健康はひどく衰えている。精神病の症状があり、車椅子生活である」として、刑の執行を止めるための署名を募るものでした。

これを読む限り、日本が酷いこと、間違ったことをしているように思えます。写真の顔や松本健次という名前にも見覚えがなく、調べたところ京都・滋賀連続殺人事件と呼ばれるもので、その後の経過はアムネスティ広告通りのようです。障害は胎生時水俣病からのものとされていました。そういう人が死刑囚として長年拘束され、刑が執行されようとしている。ひょっとして日本は野蛮な国なのでしょうか?

2015.11.7 掲載

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