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2002年2月14日発行(毎週木曜日配信)
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          女性国会議員メルマガ『ヴィーナスはぁと』 第13号

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  ***   ***  最近の政治に関して、不信感や失望感、あるいは
 *****v*****  危機感を募らせたメールが増えています。
 ***********  経済状況が思わしくないことが影響しているのかも
  *********  しれません。
   *******  前回の「前・後編」メルマガに関して、「長すぎる」
     ***   という批判が1通もなかったのでほっとしました。
      *  メルマガの特性を生かして、今後も柔軟に発行していき
    たいと思います。今回は「官僚」「狂牛病」の話題です。


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目次
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■国会での質問も回答も、全部官僚が作っているって本当?
■官僚の腐敗について対策を考えているか?
■狂牛病の心配は、もうしなくても大丈夫?

(回答者)
  中林よし子(衆議院議員・共産党)
  山口わか子(衆議院議員・社民党)
  川田悦子 (衆議院議員・無所属)
  松島みどり(衆議院議員・自民党)
  小宮山洋子(参議院議員・民主党)

■「テロを力で押さえ込むより原因の除去を、は理想論では?」への回答
  山内惠子(衆議院議員・社民党)

■「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧

■編集後記

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国会での質問も回答も、全部官僚が作っているって本当?
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※今回は、読者のみなさまから寄せられた質問に対して、ヴィーナス議員た
 ちに回答してもらいました。(編集部)

(読者の質問)
 国会での質問や回答は、全部官僚が作っているという噂を聞きました。こ
 れは、与党も野党もそうなのですか? それでは、国会議員に官僚改革な
 んて無理ですよね。ヴィーナス議員の方たちは、ご自分で質問を考えてい
 るのですか?

■◇■=============================================================
「役人に『質問を書いてくれ』という議員のほうが普通だと聞きました」
 松島みどり(衆議院議員・自民党・東京)
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 私が、非常に気にかけているテーマで、たまたま、「自由民主」(自民党
の機関紙)の1面コラムに書いた原稿でも触れたので、飛びつきました。
 まず、私自身の考え方や行動をお話しし、伝聞する一般例について触れま
す。

 私が、官僚に対して時々爆発するのは、「松島みどり先生 委員会ご質問
(案)」とか、自民党税調の季節に「松島先生ご発言要領」「松島先生ご発
言ぶり」などと書いたペーパーを持ってくるときです。

「あなたがたの理屈は聞くし、これまでの経緯や法律については私より詳し
いでしょう。しかし、何を質問するか、何をどう発言するかは、私が、地元
で有権者から聴いた話も考慮して、自分で決めます。役人に質問や意見を考
えてもらうほど、私はバカじゃない。私に対しては二度とこんなことをしな
いでちょうだい」と何度か、文句を言いました。

 委員会については、昨年秋、厚生労働委員会で児童福祉法改正について質
問したとき、事前に「改正案を持って来て欲しい」と資料要求したら、厚生
労働省の役人による「ご質問(案)」が入っていたのです。

 もともと、この改正は自民党議員による議員立法であり、私もこの立法過
程にプロジェクトチームの一員として加わっていました。そのとき、私自身
が個人的には納得できないまま法案になった点があったのと、地元を含む東
京都の児童委員からお聞きした内容で厚生労働委員会で触れたいことがあっ
たので、自分で十分ちゃんとした質問をする自信があり、だからこそ「質問
したい」と手をあげたのでした。

 緊急雇用対策について質問したときは、事前に自民党の厚生労働部会で質
問したにもかかわらず、その回答がいかにもお役所的で満足できなかった点
について、わざと大臣あてに「政治家としてのご発言を」と質問しました。
私は意地悪なのかもしれませんが、でも、与党議員にも、官僚との緊張関係
は必要だと思うのです。

 確かに、自民党でも、おそらく他の党でも、質問が当たるのは前日とか前々
日とか、いきなりです。しかし、それでも自分で質問したい内容がなければ
受けるべきでないし、何か自分なりに考えるところはあると思うのです。

 自民党税調での発言については、経済産業省や国土交通省が、案をもって
きました。これも、「私は自分で考えたこと、自分で納得したことしか発言
しない」と蹴りました。たとえ、役人の説明に納得しても、それに私の経験
や感想を、いわば調味料のように振りかけて発言するのが私の流儀です。役
人の作った原稿を読んだり、暗記して発言したりするのはプライドが許しま
せん。

 以前、友人である文部官僚から「スポーツ関係出身の(名前は聞いたけれ
ど、あえて伏す)新進党の議員の質問原稿を書いて、振り仮名まで振ってあ
げた。みどりのようなまともな人に議員になってほしい」と言われたことが
ありました。だから、官僚が代わりに原稿を書くケースがあるというのは知っ
ていましたが、例外的ケースなのだろうと考えていたのです。

 ところが、私自身が議員になってから経験したことを、学生時代からの友
人である官僚や、官僚出身の同僚議員に、「役人はひどい」という論調で話
したところ、こういう答えが返ってきました。同僚議員は「役人に質問を書
いてくれ、という議員のほうが普通なんだから、しかたないよ。自分で質問
を考える松島さんのほうが例外なんだ」。

 友人である厚生労働官僚は「先輩議員たちが悪いのよ。質問を出してくる
役人は気が利くとほめられ、質問を書いてあげない役人は出来が悪いとされ
てきたんだから。野党はもっとひどい。某女性の先生に『あしたの委員会質
問当たったんだけれど、これから鎌倉まで行かないといけないから、質問書
いといて』って言われたこともある」。

 法案を作った役人が議員の代わりに質問を書き、役人が答弁を考えて大臣
に語らせる、そんな八百長みたいなことをしていたら、役人に都合の悪い質
問は出てくるわけがないし、時間の無駄以外の何物でもない。

 自民党内を見渡す限り、まじめに物事を考え、それぞれ関心分野を持って
いる議員が多いように思えるのに、なぜ、こんなことが起こるのだろう。先
輩や同僚に悪いが、自分で質問や意見を考えられない議員は発言をする資格
がないと思う。というより、国会議員になる資格がないと私は思うのです。


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「少なくとも、私たちのまわりではそんな例はありません」
 小宮山洋子(民主党)・山口わか子(社民党)・川田悦子(無所属)
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●小宮山洋子(参議院議員・民主党・比例)

 そんなことは、ありません。与党の中にそうしている議員がいないかどう
かはわかりませんが、少なくとも野党では、そういうことは、ありません。
そんなことをしたら、おっしゃるとおり何の意味もない質疑になってしまい
ます。このヴィーナスはぁとの女性議員たちは、与野党とも、そんなことは
していないと思います。

 私の場合は、質問を作るために、日ごろから多くの資料を集め勉強をして
います。皆さんの代表として、生きていきやすい社会を作ることが議員の仕
事だと考えています。それを実現するためには、政策を法案にすることと、
国会の質疑がかぎになります。それを自分で作らないはずがないではありま
せんか。

 回答、答弁は、官僚が作ります。そのために質問ができあがると、担当省
庁の官僚が「質問とり」に来ます。その答弁作りで、国会開会中は、霞ヶ関
の省庁は夜通し電気がついているといわれています。

 政治家もすべてのことを熟知しているわけではないので、答弁の材料は官
僚が提供する必要があると思いますが、それをもとに自分で話せる議員が大
臣などのポストにつく必要があると思います。

 現在の大臣の中にも、比較的自分のことばで話せる人と、まるで棒読みの
人がいますので、中継などのときに見ていてください。


●山口わか子(衆議院議員・社民党・北陸信越)

 一部にそうした事実があることは聞いていますが、私の周辺、わが党のな
かにはありません。とくに社民党は人数が少ないので、一部を除いて、一委
員会一人体制で、それぞれ複数の委員会をかけもちしています。

 私の場合、決算行政監視、農水委で、時によれば、週内に2回の質問とい
うことも度々で、同僚議員たちも準備に追われ、悲鳴をあげつつもがんばっ
てます。


●川田悦子(衆議院議員・無所属・東京)

 私は自分で作っています。


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 官僚の腐敗について対策を考えているか?
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(読者の声)
 外務省にしても、農林水産省にしても、小さな世界だけの価値観で動いて
 いるように思います。素人考えですが、もっと各省間の人事異動を活発に
 してはどうでしょう。だって、銀行員だって、癒着を防ぐためにしょっちゅ
 う転勤しているでしょう。同じところに同じ人間がいて動かないから、自
 分の上司だけの顔色を見て仕事をする公務員が増えるのだと思います。あ
 るいは、官僚の顔と名前をはっきり公表して、どの人がなんの担当者なの
 かを明示するとか、不正を行なった場合の罰則を強化するとか、目に見え
 る対策が欲しいです。

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「腐敗しやすい体制を変えることが大切」山口わか子(社民党)
「内部からの不正を告発する人の身分を守る」川田悦子(無所属)
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●山口わか子(衆議院議員・社民党・北陸信越)
 いわゆる高級官僚、キャリア制度の廃止、天下りの禁止、また各省庁間で
の人事交流を活発にするなど、よどんだ、腐敗しやすい構造、体制を変える
ことがまず大切と考えています。


●川田悦子(衆議院議員・無所属・東京)
 内部からの不正を告発する人の身分を守る法律をつくろうと考えています。
読者の声には「同感です」。


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  狂牛病の心配は、もうしなくても大丈夫?
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(読者の声)
 いまも狂牛病が心配で、牛肉が食べられません。感染原因は、その後、ど
 こまで解明されたのでしょうか。市場での検査体制は、本当にしっかりし
 ているのでしょうか。

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「狂牛病(BSE,牛海綿状脳症)の発生による被害は深刻です」
 中林よし子(衆議院議員・共産党・中国)
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 BSEの発生によってもたらされた被害は計り知れないほどの、深刻な事態
になっています。酪農・畜産農家の方は「一晩でならくの底に落とされたよ
うだ」「いったい私が何をしたというのでしょうか」の声。肉関連業者の方
も、「売上が7割減った。先の見通しがまったくたたない」。消費者から、
「本当に安全なのか、政府の言うことは信用できない」の声です。

 日本ではじめてのBSEの発生は、生産者、関連業者、ましてや消費者の責
任ではありません。BSE発生国から、肉骨紛の侵入を許した、政府の責任、
発覚後の政府の対応の不手際などひとえに政府に責任があることは国会の論
戦を通じても明らかになっています。

 政府の対応で決定的だったのが、1996年4月2・3日、WHO(世界保健
機関)勧告の政府の受け止めです。イギリスの政府機関が、3月にBSEが人に
感染することを否定できない、と発表。それを受けてWHOが牛に肉骨紛を与
えてはならない、禁止すべきとの勧告を加盟国にしました。しかし日本政府
は、農水省の担当課長の「牛に肉骨紛を与えないように周知されたい」とい
うような一片の拘束力を持たない指導通知ですませました。

 法規制がかかったのは一頭目が発覚した後、2001年9月18日です。
農水大臣は「今になって思えば法規制をしておけばよかった」と私の質問の
答弁で言っていますが、当時、専門家が「法規制すべき」と指摘をしていた
のに、それさえ無視したのです。

 野党4党で「BSE対策緊急措置法案」を作りました。安全な牛肉の供給、
国の責任で、生産者、牛肉関係の加工、流通、販売、飲食業者の損害を補償
すること、などが中心的中身です。与党の賛成も得て早く成立させるため、
国民の皆さんのご協力をお願いいたします。

 小泉首相は、NGO問題で「正しい対応をした」田中真紀子さんを辞めさせ、
こんな被害を国民に与えた武部大臣を辞めさせないでは筋が通らないのでは
ないでしょうか。


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「食物連鎖を考えれば、牛への動物性飼料を禁止すべき」
 川田悦子(衆議院議員・無所属・東京)
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 飼料に対してはまだ不十分な対策です。

 今回野党が対策法案を用意しています。そこには牛への牛肉骨粉禁止をう
たっていますが、食物連鎖を考えれば発生国においては牛への動物性飼料の
禁止をすべきです。

 どうしてもできないというなら(魚粉まではできないという)、せめて
牛、豚、鶏、羊などの肉骨粉は禁止すべきです。

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「いま、市場にでまわっている牛肉については安心です」
 山口わか子(衆議院議員・社民党・北陸信越)
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 狂牛病については、いまだ感染源もわかっておりませんし、生産者の方々
の厳しい状況も一層増しています。政府の対応のまずさから、消費者の安全
性への信頼もゆらぎ、こうしたさまざまな課題は山積していますが、現在市
場に出回っている牛肉については、検査体制が整備されていますので、過程
で、なにか不測の事態が起こらない限り、安心していただいてよいと思いま
す。


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「テロを力で押さえ込むより原因の除去を、は理想論では?」への回答
 山内惠子(衆議院議員・社民党・北海道)
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※先日のメルマガで紹介した山内議員の意見に対し、読者からさまざまな疑
 問が寄せられました。それに対する山内議員の回答です。(編集部)

「テロを力で押さえ込むより原因の除去を!」に対して多くのご意見をいた
だきました。ありがとうございました。中には「山内の意見に賛成」という
ご意見もいただきましたが、「『現実の社会』を無視した『理想論』」とい
うご意見が多数でした。

 テロには反対であり、あってはならないことであり、犠牲になった多くの
アメリカ市民の方々に心からご冥福をお祈りしています。そのことを前提に
私の考えを述べたいと思います。

=====1.=============
「現実の社会」とは、どの部分の現実を見るのかということ、テロ事件はあ
の空中から始まったのではないということ、それ以前になんらかの原因があ
ると考えてみてはいかがでしょうか?

 一つは、アメリカで起きたこと、クリントン大統領の時ではなく、ブッシュ
大統領の時に起こったということをどう分析するかです。世界の経済のシン
ボルであり、世界最大のマネーセンターである貿易センタービルと世界最大
の軍事施設であるペンタゴンとホワイトハウスが狙われたことをどう解釈す
るかです。

 この間、ブッシュ大統領のアメリカは、「世界人権会議ジェノバ・サミッ
ト」や「子どもサミット」を欠席、地球温暖化防止の京都議定書の批准拒否、
国連の分担金を払っていなかった(各国の支援を得てから全額支払った)こ
と、政治姿勢はいつもイスラエル寄りであることなどが背景にあると言われ
ています。

 もう一つの現実、日本は第2次世界大戦後56年間、戦争に巻き込まれな
かったという現実をどう見るかです。日本はこの間、他国の人を一人も戦争
で殺戮することなく、他国から一度も攻撃されなかったのは、平和憲法、第
9条を持っているからです。

 アフガンを一度も侵略したことがないということで、大きな信頼を得てい
ます。アフガン復興のリーダー的役割ができるのもそのためです。この現実
をしっかり見ることです。


=====2.=============
 孤立するアフガンで18年間、献身的に診療を続けてきたペシャワールの中
村哲医師は、空襲が始まっても、赤十字の旗よりも日本の旗が信頼されてい
ると言っています。

 世界の人々から信頼されてこそ、日本はテロを防止できると思います。中
村医師は「難民支援に自衛隊は来ないでほしい。軍服は攻撃の対象にされる
から、かえって難民の命が危険にさらされる」と言っています。

 日本の地下鉄サリン事件が起きたように、いつ日本がテロに攻撃されるか
わからないというご意見がありましたが、警察と裁判で究明していくことが
大事です。司法や警察の生ぬるさについては、そのあり方について共に考え
たいと思います。

 例えば、あなたや私の住む街・東京に「犯人と思われるビンラディンが逃
げ込んだ」と言われて、東京を空襲されたらどう思いますか? そのことを
受け入れられますか? 私はNOです。

 今回のテロ事件の犯人は法律によって厳正に裁かれるべきです。この際、
集団殺害、国際人道法違反などの国際犯罪を犯した個人を訴追、処罰するた
めに設置されている「国際刑事裁判所(ICC)」など、国際的な枠組みを
活用するべきです。

 ところで、今回の米軍による空爆で、罪もないアフガンの市民が何人犠牲
になったでしょうか。あれだけの犠牲と戦費を払って、ビンラディン氏を見
つけることができたのでしょうか?

 もう死んだのではないかという人もいますが、その確認さえなされていま
せん。彼が本当に犯人かということも、まだ十分な証拠がありません。

 もし死んでしまっているとしたら、永久に彼の証言を聞くことはできませ
ん。原因の究明、犯人の証言を得ずしてテロをどうやって撲滅させるのか疑
問です。

 最後に、映画「カンダハール」の巨匠マフマルバフさんは、「神にさえ見
放されたアフガニスタン」について、「バーミヤンの世界最大の仏像の破壊
については、文化人や芸術家は誰も彼もが仏像を守れと叫んだが、干ばつに
よって引き起こされた凄まじい飢饉で、アフガンの100万人の人々に差し
迫っている死について、国連高等弁務官の他に悲しみを表明する人がいなかっ
たのは、なぜなのか。アフガンの人々を飢えで死なせないために、なぜ小さ
な声も上がらないのか。現代の世界では、人間よりも仏像の方が大事にされ
るというのか」と書いています。

 また、彼は「空爆でなく本を撒いていたら、地雷でなく麦を植えていたら、
アフガンはこうはならなかった」と言っています。

 かつて、ニュージーランドでハイジャック防止のためのボディチェックを
導入すると言われた時、人々は「ハイジャックは、生涯に一回起きるかどう
かのアンラッキーだ。ボディチェックは、その都度人権侵害されていく。そ
のことに慣れていくことが怖い」と言って、国内線でのボディチェックは実
施しないことにしたそうです。(国際線は実施するとしたが)

 世界中で見えない敵を監視するよりも、信頼できる人間関係を築いていき
たいものと思います。


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  「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧
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「ヴィーナスはぁと」に参加してくださったのは、次の17名の方々です。
詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、ロゼッタストーン
ホームページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/

 ◇衆議院
  川田悦子 (無所属・東京)  瀬古由起子(共産党・東海)
  武山百合子(自由党・北関東)  中林よし子(共産党・中国)
  松島みどり(自民党・東京)  水島広子 (民主党・栃木)
  山内惠子 (社民党・北海道)  山口わか子(社民党・北陸信越)

 ◇参議院
  有村治子 (自民党・比例)  井上美代 (共産党・東京)
  岡崎トミ子(民主党・宮城)  小宮山洋子(民主党・比例)
  千葉景子 (民主党・神奈川)  八田ひろ子(共産党・愛知)
  広中和歌子(民主党・千葉)  福島瑞穂 (社民党・比例)
  吉川春子 (共産党・比例)

                         計17名(敬称略)

※西山とき子議員(共産党・京都)はご多忙のため、今月からお休みです。


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  編集後記
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「ヴィーナスはぁと」にご意見を寄せてくださる方の多くは、実名だったり、
メールアドレスが記載されていたりします。責任を持って発言しよう、とい
う姿勢がよくわかります。
 メルマガに記載する場合、基本的にすべて匿名にしていますが、「実名で
もかまわない」という場合は、その旨お書き添えいただければ助かります。

「ヴィーナスはぁと」では、今後、「保育問題」「教育改革」「景気対策・
失業対策」「北朝鮮対策」「自衛隊について」「医療改革」「憲法改正」
「女性の天皇承認」「環境問題」「高齢者対策」といったテーマを取り上げ
る予定です。

 みなさまからのご意見、ご質問は、私が責任をもって議員の方々に届けて
います。「ひとこと言いたい!」「これを聞きたい!」という方は、どうぞ
お気軽にメールをお寄せください。(ロゼッタストーン・弘中百合子)

 ご意見、ご質問は vheart@rosetta.jpまでお願いします。


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■次号予告
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次回は「保育問題」がテーマです。

   ◆小宮山洋子(民主党)
   ◆瀬古由起子(共産党)

ほか
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女性国会議員メルマガ『ヴィーナスはぁと』
 編集長:ロゼッタストーン 弘中百合子
 発行 :株式会社ロゼッタストーン
     (〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101)
Copyright(C)ロゼッタストーン 許可無く転載することを禁じます
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