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第69回   きっと、うまくいく

行方不明だったランチョー(アーミル・カーン)が街に戻ってくる、との情報を聞き、ファルハーン(マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)は、服を着るのも忘れるほど、大慌てで母校に向かう。10年前、親友の三人は名門大学の学生だった。頭脳明晰でユーモア心あふれるランチョーは学内の中心的存在。異議があれば学長にすら意見し、反抗し、自分らしく自由に暮らしていた。そんなランチョーを始めとする三人の存在を快く思わない学長は、卒業を目前にしたある日、ついに退学を言い渡すが…。


インド歴代興収ナンバーワンを記録した
“ボリウッド映画の最高峰”と呼ばれる作品です。

インド映画の良さを踏襲しつつも、今までのものとは、
かなり異なる雰囲気を持っているのが特徴ですね。


たとえば、音楽。

一般的なインド映画に比べて、音楽が出てくる場面、
歌い踊る場面が、ずいぶん少なくなっています。

その代わり、1つ1つがここぞ、というタイミングで
効果的に使われているのが印象的。

メリハリが利いていて好感度大です!

内容的にも、笑いあり、涙ありの
誰もが安心して楽しめる痛快な物語。

断続的に、ハラハラドキドキする出来事が起きて、
まるでジェットコースターに乗ってるような感じですね。

登場する学生たちのイタズラも、実に滑稽。

オチも、そうきたか!!という感じで
何とも言えぬ爽快感がありました。

3時間近い大作ですが、全く飽きさせません。

インドで大ヒットしたのも納得です。


元気が欲しいとき、
スカっと楽しみたいときに
ぴったりのこの作品、
ぜひぜひお楽しみください!

劇中の合言葉である

“All is well.”

が、今も頭にしっかり焼き付いてます!


『きっと、うまくいく』
2013年5月18日より公開中
■公式サイト: http://bollywood-4.com/kitto.html

2013.8.20 掲載

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