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         女性国会議員メルマガ『ヴィーナスはぁと』 第194号

  ***   ***   広島市で小学1年生の女児を殺害した、ペルー人の男性が
 *****v*****  逮捕されました。近所に住んでいた男性だったというのが
 ********* やりきれない思いです。子どもの安全を守るのが、ますます
  *******  難しい時代になってきました。マンションの耐震強度偽装も
   ***  ひどい話です。いま一番日本に必要なのは「安全」な日常かも
   * しれません。今回は有村議員と福島議員から原稿が届きました。

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   目次
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■ 「文部科学大臣政務官に就任致しました」
   有村治子(参議院議員・自民党・比例)

■ 「少子化対策について」
    福島みずほ(参議院議員・社民党・比例)

■ 「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧

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  元殴られ屋・晴留屋明さんのエッセイ『明日こそハレルヤ!』が
  いよいよ発売されました。
  殴られ続けた後遺症で、左目は視力を失い、記憶力も低下。
  しかし、晴留屋さんは、決して諦めません。
  「できるまでやれば、必ずできる」と言い続けます。
  晴留屋さんをモデルにした韓国映画『クライング・フィスト』が
  来年春、日本で公開されることも決まりました。

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 「文部科学大臣政務官に就任致しました」
                    有村治子(参議院議員・自民党・比例)
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 皆さまこんにちは! ありむら治子です。日頃、「ヴィーナスはぁと」を
通じて応援して下さっている全国の読者の皆さまに、感謝とともに着任のご
報告です。

 このたび小泉内閣の改造に伴い、文部科学大臣政務官を拝命しました。教
育は国民性を創る礎であり、教育こそ国家戦略の最重要課題であるべきと認
識してきた私にとっては、政府・内閣の一員となる重責、身の引き締まる思
いです。

 11月2日に行われた閣議において政務官人事が承認・公表され、文部科学
大臣政務官を拝命してから、本当にあわただしく、いろいろなことがありま
した。

 官邸における総理からの辞令交付、官房長官が取り仕切られる全省庁合同
の政務官会議、職員の方々にお出迎えいただいた初登庁、その後の政務官就
任記者会見、辞令と同時に仕事上のパートナーとなってくださる文部科学省
からの秘書官が決まり、お互い自己紹介をする間もなく今後の日程打ち合わ
せ…と、リハーサルなく行われる「本番」の連続です。

 予定されていた行程を一つ、また一つと完了していくたびに、予測や予想
がつかないままの、「『いきなり本番』というのは、やっぱり、こういうも
のなんだなぁ…」と、改めて「政府の一員になる」ことの責任の重さと、自
らの言動が制約を受けることの意味・プレッシャーをまざまざと感じること
になりました。

 政務官の辞令を受けてからは、慣れない環境下で、それぞれの任務を滞り
なく務めようと、フル回転している自分と、そんな自分と少し距離を置いて
客観的に自らの言動と周囲の環境を見定めようとしている自分がいるようで
す。現場現場で、とても緊張はしているのですが、少しアンテナを張って観
察眼を働かせてみると、「政府の一員」にならなければ見えてこなかったで
あろう仕組みや制度・慣習が少しずつ、目に入ってくるのも事実です。

 官邸での最初の政務官会議にて確認されたことですが、政務官在任中は、
立場上知りえた情報についての守秘義務遵守を求められることもあり、制約
を受けます。この点には気をつけなければなりませんが、「なるほど、そう
いうことだったのかー。分からないものだなぁ…」と、文化人類学的な観察
の視点で、妙に納得することもあり、また内心、戸惑ったり反発したくなる
ような慣習・制約も出てきています。

 これから任期中は、従来からの持論の展開に加えて、政務官という役職に
おいて、「リハーサルなしの本番」を走りながら感じた体験を、読者の皆様
に報告できたらと思っています。ご関心を持っていただければ、大変に有難
いと存じます。

★有村治子ホームページ http://www.arimura.tv/

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 「少子化対策について」
                   福島みずほ(参議院議員・社民党・比例)
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 11月26日に「朝まで生テレビ」に出ました。テーマは、少子化につい
て。改めて様々なデータや外国の制度についての白書、調査書、本を読み直
しました。

 テレビを見た何人かの知人たちから、「福島さんに、子どもがいたのだ。
知らなかった」と言われました。子どもがいるように、見えないことがいい
ことなのか、悪いことなのか・・・・。

 子どもを生む、生まないも含めて、いろんな生き方があっていいと思いま
す。「子どもを生んで、女は一人前」という考え方が、まだまだ根強い面が
あり、少なくない女性たちは、有形無形の圧迫を感じています。少子化問題
というときに、まず、いろんな生き方があって良くて、一つの生き方ではな
く、いろんな生き方を社会は、許容することが、大事なのだということをま
ず、言いたいと思います。

 そして、少子化が問題なのではなく、少子化にならざるを得ない社会に問
題があるということを、次に言いたいと考えます。

 わたしは、弁護士という仕事をし、自営業ですから、恵まれていた面もあ
ります。上司がいないわけですから、ある程度仕事をマネジメントできます。
また、もちろん子育ては、とっても楽しいです。
 仕事では全く得られないゆったりとした別の価値観、別の楽しみにわくわ
くしたり、ほっとして、救われてきました。

 しかし、やっぱり仕事と子育ての両方をするのは、大変な面もありました。
子どもを連れて裁判所や検察庁に行ったりしたこともありますし、帰宅時間
が迫るのに、交渉や仕事が終わらず、泣きたくなったことが、何度あること
か。子どもが、病気になって、パニックになったり。国会議員になってから
は、子どものお弁当を作って国会に行っていました。

 多くの人たちが、子育ては大変だと思い、また、子どもを生むことを躊躇
することは、本当に理解できます。子育てが、楽しいことというよりも負担
になってしまって、仕事を続けていけないことがあるという厳しい現実があ
るからです。

 一貫した政策で、この社会を変えていく必要があります。

 まず、第1に、あまりの競争社会を変えて行く必要があるのではないでし
ょうか。
 格差は拡大し、女性も男性も産休や育休をとることが、実質的に困難とな
っています。
 この日本の社会で、子どもを生み、育てることが、ハンディキャップとな
りかねないという現実があるのではないでしょうか。ハンディは、条件を整
えさえすれば、ハンディとはなりません。子育てをハンディとしているのは、
今の日本のあまりの競争社会です。
 わたしも子どもを生むときに、もう一度偏差値がどうのこうのと考える世
界に突入するのかと思って正直うんざりしました。

 第2に、雇用の問題です。
 労働法制の規制緩和により、いま働く人の3人に1人が、非正規雇用です。
女性では、2人に1人が、非正規雇用です。
 そして、非正規雇用の人の生涯獲得賃金は、5200万円。正社員の4分
の1です。子どもを1人生み育てるのに、国民生活白書は、1300万円と
いう数字を出しています。もっとかかるという民間のデータもあります。

 わたしは、雇用機会均等法の施行後ですらも、妊娠・出産したことで、退
職に追い込まれた女性の裁判などを担当してきました。
 契約期間の定めがある女性で、妊娠したら、それまで契約を更新してもら
えたのに、更新を拒否されたという女性もいます。

 雇用が不安定で、給料が安くて、子どもを生もうと決心できるでしょうか。
労働法制の規制をしていくこと、非正規雇用の均等待遇などの法整備をする
こと、来年の均等法の改正において、間接差別の禁止の法制化などを実現し
ていく必要があります。

第3に、公教育の充実や授業料を安くしていくことなどが必要です。

第4に、社民党は、マニフェストに盛りこんでいるのですが、
(1)出産費用の無料化
(2)就学前の子どもに対する医療費の無料化
(3)子ども手当ての創設などです。
 これは、マニフェストに盛りこんでいるので、積極的に具体的に提案して
いきます。

 第5に、今検討しているものに、男性の産休制度があります。
 日本でもちろん父親も育児休業がとれるのですが、取得率は、わずか
0.04%でしかありません。
 フランスは、出生率が、1.89です。男性は、育児休業も産休もとれま
す。産休をとっている男性は、61%です。
 日本で、男性の産休制度を法制化すると、育休は、とれなくてもせめて産
休はとれるとなるでしょうか。意見をお寄せ下さい。

 また、社民党は、パパクォータ(父親への育児休暇割り当て制度)の実現
もマニフェストに掲げています。
 育児・介護休業法のさらなる改正が必要です。

 第6に、保育所や学童クラブの充実は、もちろん必要です。

★福島みずほホームページ http://www.mizuhoto.org/

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  編集後記                 ロゼッタストーン・弘中百合子
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 人は何のために働くのだろう…と、マンションの耐震強度偽装のニュース
を見るたびに考えてしまいます。お金を得ること、儲けることが最優先にな
ってしまったら、お金と引換えに「良心」「モラル」「誇り」「やりがい」
「信頼」といった本当に大事なものを失います。誇りをもってできない仕事
を続けていて、人生は楽しいのでしょうか。こんな社会を見ていると、働く
意欲を失う若者が、ますます増えていきそうです。

 とはいえ、生活していくためには、お金が絶対に必要なことも事実。世の
中には、お金さえあれば解決できることも山のようにあります。みんなが誇
りを持って働けて、生活の不安が少ない国。ヴィーナス議員の人たちには、
日本をそんな国にしていくために、頑張ってもらいたいと思います。

※「ヴィーナスはぁと」へのご意見、ご質問は
   vheart@rosetta.jp までお願いします。

      お手数ですが、お寄せいただくご意見に
       1)「掲載可」か「掲載不可」か

      掲載してもよい方は
       2)「匿名希望」か「実名可」か
       3)「事前連絡必要」か「事前連絡不必要」か

   をお書き添えいただけると、大変助かります。

※「ヴィーナスblog」にも、ぜひコメントをお願いします。
 ( http://blog.so-net.ne.jp/venusheart/ )

※いただいたご意見は、「ヴィーナスはぁと」のほか、「ロゼッタストーン
 WEB」の感想掲示板にも掲載させていただく場合があります。
 ご了承ください。

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  ※詳しくはこちら http://www.rosetta.jp/study/index.html

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  「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧
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 ◇衆議院
     川条志嘉(自民党・大阪)    小宮山洋子(民主党・東京)
   とかしきなおみ(自民党・大阪)

  ◇参議院
     有村治子  (自民党・比例)    岡崎トミ子(民主党・宮城)
     千葉景子  (民主党・神奈川)   広中和歌子(民主党・千葉)
     福島みずほ (社民党・比例)    円より子  (民主党・比例)
     吉川春子  (共産党・比例)

  ◇都道府県議会
     石坂千穂(長野県・共産党)     京野公子(秋田県・いぶき)
     高村京子(長野県・共産党)     仁ノ平尚子(山梨県・無所属)
     平野みどり(熊本県・県民クラブ)遊佐美由紀(宮城県・民主党)
     渡辺智子(香川県・無所属)

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、
ロゼッタストーンWEBページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/
各議員のWebページにもリンクしています。

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■次号予告
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 次回の発行は、12月15日です。

 岡崎トミ子議員(民主党) 千葉景子議員(民主党)
  広中和歌子議員(民主党) 小宮山洋子議員(民主党)
 川条志嘉議員(自民党)

 が登場する予定です。

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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101
株式会社ロゼッタストーン発行人・編集人:弘中百合子
Copyright(C) ロゼッタストーン   許可無く転載することを禁じます
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